2013-01-01から1年間の記事一覧

豊田泰光のチェンジアップ

何時の頃だったか、だれが言ったのかは忘れたが、日本経済新聞で最も読むべき価値があるのはスポーツ欄だという一文を目にしたことがある。そのスポーツ欄で16年間続いていた豊田泰光さんの「チェンジアップ」が12月26日最終回を迎えた。 評論家は辛口評論…

モウリーニョのリーダー論(世界最強チームの束ね方)

NHK−BSでイングランド・プレミアリーグのアーセナルVSチェルシーの試合を観た。この試合はビッグ・ロンドン・ダービーと呼ばれている。アーセナルの監督は名将ベンゲル、かたやチェルシーの監督はヨーロッパサッカーの代表的な監督でもあるモウリーニ…

鬼平江戸処

「鬼平江戸処」とは、東北自動車道の羽生パ−キングエリア(上り線)に12月19日にオープンしたばかりの商業施設である。なぜ、羽生か、なぜ鬼平か、なぜ江戸か、については下記の公式サイトなどを参照していただくとして、実際に訪ねてみての感想を述べてみた…

まなびNOBA

関東平野部に、いつもより早い雪が降るのではないかといわれた師走の午後に横浜市港南区野庭(のば)町にある花農場グリーンラブの新しい学びの空間「まなびNOBA」を訪ねた。野庭は港南区とはいえ、磯子区、栄区、戸塚区などと隣接する横浜の南部の丘陵…

やきとりの名門・秋吉

お世話になっている先輩お二人と忘年会をした。お店は「やきとりの名門・秋吉」。たかが焼き鳥、されど焼き鳥ともいうべきお店だ。http://www.akiyoshi.co.jp/index.html その店は昭和34年に福井市に創業した。わずか4坪の店からのスタートだった。創業者…

ニッポンのグローバル人財教本

MLBのウインターミーティングでは楽天の田中将大投手が話題の中心になり、サッカーでは本田圭介選手のACミランへの移籍が決まったようである。またイチローは来年、どこの球団で活躍するのだろうか。 グローバルで最後に問われるのは個人。個人がしっか…

キティのクリスマスツリーとノルウェー・オスロのモノリッテン

先日、クリスマスツリーにおけるテーマ性についてエントリーしたが、キャラクターを使った安易なアイデアだが鹿児島空港でキティのクリスマスツリーが装飾されているようである。そんなことを発見しながらBSプレミアムの番組「行ってみよう世界の都市」を…

「超健康になる!足うら・ふくらはぎほぐし」「なんごうつぐまさが説く看護学科・心理学科学生への「夢」講義(3)」

1990年代の終わりに中国遼寧省の瀋陽に出かけた。医療機関、整形美容医院、美容院、エステティックサロン、フットマッサージの施設などを訪ね医療健康産業の将来のヒントを探した旅であった。あるフットマッサージの店では、近くの立派な病院の男性医師が出…

思い出:コペンハーゲン空港を走る!

まだ夜が明けきらぬ冬の早朝、最近はBS12チャンネルのヒーリングタイムを視ることが習慣化してきた。世界の美しい風景とクラシックを中心とした音楽だけの番組である。本を読みながら、PCに向かいながら、仕事の準備をしながら、部屋の整理をしながら、…

私の経験と考え方

何世紀にもわたって歴史を刻んできた宗教には、教祖があり教典がある。企業や学校に代表される組織にも創業者や創立者の思想が原点となる。 本書の著者である藤原銀次郎は、1869年生まれ。慶應義塾を卒業し、新聞社、三井銀行、三井物産を経て、当時業績が悪…

偉大なるナイチンゲール 「看護覚え書」「心に効く言葉」

最近の高齢の家族の看病、そして大病院や個人クリニックへの付き添いをしている中で、医療や健康について考えることが多くなった。 そして今、ナイチンゲールの存在の大きさを、あらためて感じている。次代を担う若者には、ぜひナイチンゲールの偉人伝や著作…

慎思録 貝原益軒

毎日配達される新聞は、書籍や雑誌の広告で埋まっている。肝心の新聞の記事より先に、下の方に掲載されている書籍広告に思わず目が行ってしまう。社会の木鐸とはいえ、新聞も経営のために広告収入に頼る事情はよくわかるが、広告に負けない質の高い記事を書…

二人のジョンの言葉

ビートルズのポールマッカートニーが来日し、ジョンFケネディの長女のキャロライン・ケネディが駐日大使に着任した。 今日は、ポールとともにビートルズを支えたジョン・レノンと、ケネディ大使の父である元ケネディ大統領の二人のジョンの言葉を載せておく…

『英語で「いけばな」』The Book of Ikebana

これは生け花についての対訳本だ。 数年前のある時、英語で花産業についてプレゼンテーションをしなければならなかった時、参考にした。英語で「いけばな」 (講談社バイリンガル・ブックス)作者: 川瀬敏郎出版社/メーカー: 講談社インターナショナル発売日…

日本人は海が嫌い

日本人は、何故、山が好きか。 山が「地つづき」であり、山登りは日常生活と連続する穏やかな移行であり、山の風光と四季の変化は人を飽きさせず、そこに--日本人の好む--静寂と、内省的な雰囲気と、仲間意識と心身の平和がある(ように感ぜられる)からであ…

クリスマスツリーのイノベーション、カリフォルニアのロジャースガーデンでの驚き

クリスマス・イルミネーションの季節である。日本も世界も商業施設や公共空間にクリスマスツリーが飾られている。 しかし、そのほとんどは、ありきたりのマンネリではないか。 クリスマスツリーが飾られているだけで、「ああ、その季節になったか」と思わせ…

整理と整頓

経営コンサルティングの現場や社員・職員研修の場で、「整理・整頓の意味は何か?」ということを質問してみると、誰も正確に答えられない。 ・整理とは、いらないものを捨てること。 ・整頓とは、整理の結果残ったものを使いやすく並べ替えることである。 も…

本多静六一日一話

だれでも座右に置く箴言集はいくつかあるだろう。『本多静六一日一話』は、そのタイトルにあるように一日一話、短いメッセージが366日綴られたものだ。 11月18日の項目で、本多静六は言う。本多静六一日一話―人生成功のヒント366 (PHPハンドブック)作者: 本…

生命知の殿堂

90歳を超える高齢の父親を身近に見ながら、最近次の二つのことを考えたりしている。 −看護と医療 −地球の病理と人間の病理 の二つだ。 ●看護と医療 看護と医療について刺激を受けたのは先日のブログ・エントリーでも若干触れたが瀬江千史氏の一連の著作であ…

彩の国賑わい串丼 羽生PA下り

全国各地、B級グルメとゆるきゃら花盛りといってよいでしょう。こんな国、世界を見渡してもなかなかないでしょう。デフレ不況が原因でしょうか。 仕事で東北自動車道を利用したとき「羽生パーキングエリア(下り)」のフードコートでは、驚きのメニューを発…

大相撲九州場所

大相撲九州場所がなんとも盛り上がらない。観客席の空席が目立つのが痛々しい。一時期の不祥事を乗り越えたとはいうものの、その影響もあるのか、何か相撲界全体が管理されているようで、コンプライアンスを異常に重んじる日本の企業社会を見るようだ。大相…

気温の低下と農業『アメニティデザイン』

ぐっと冷え込んできた。着るものに気をつけて、風邪をひかないように、暖かいものを食べる…ぐらいが、普通の都市生活者の対応であろう。しかし、気象条件の変化は、さまざまな影響を与える。 たとえば、農業である。それは死活問題につながるのである。 元・…

魚は水、人は人の中 (師・小野田寛郎のことば)

フィリピン中部に甚大な被害をもたらした台風30号。フィリピンというとルバング島の小野田寛郎さんを思いだす。発見され日本に帰還したのは1974年、その後何度かテレビで南米の牧場でのお元気な姿を拝見した。1922年のお生まれであるから、現在90歳を超えて…

魂の経営、本業消失の危機に立ち向かえ

車が売れなくなった自動車メーカーはどうなるのか。 鉄が売れなくなった鉄鋼メーカーはどうすればいいのか。 我々は、まさにそうした事態--、本業消失の危機に直面していた。 ポール・マッカートニーが大阪の関西国際空港に降り立った。集まったファンは一斉…

The Book of Tea

いつも思います。年に何度か土曜日や日曜日に自宅からクルマで1時間ほど離れた場所にある墓にお参りに行きます。首都圏から休日の高速道路の朝の下り線は渋滞を起こします。通常であれば1時間で行くところが2時間以上かかることもあります。したがって、早朝…

ラジオと旅

昨日の土曜日昼下がり、自家用車で出かけた際にTBSラジオの久米宏さんの番組、「ラジオなんですけど」が流れていて、好きな旅番組は何ですか、というテーマが特集されていた。 私もテレビでは旅番組をよく見る。そのほとんどはCS放送の「旅チャンネル」…

看護学と医学(上巻・下巻)

昨日のブログで医師と患者のことについて触れた。そこでは深く触れなかったが、医師と患者のコミュニケーション、医療の思想と医療技術、データ至上主義、心の交流などのことについて本来であれば、たくさん触れたいことがあるのだが、一遍には無理なので、…

高橋亀吉・私の実践経済学

数日前のエントリー記事でも書いた、大学時代に属していたサークルの現役学生たちから、学生たちに何かスピーチをしてほしいという要望があり、とりとめのない話を昨晩1時間半ほど大学の教室でしてきた。大学内で約100年の歴史を持つ経済を研究するサークル…

拡大する食品の虚偽表示

関西の著名なホテルに端を発した食品の虚偽表示問題が止まらない。数多くの有名百貨店に拡大している。この問題は多面的に考えるべきだ。売る側の責任は言うまでもないが、買う側も、また高級食品やグルメを単に礼賛するメディアにも反省が必要である。 先日…

体験と経験(『商業経営の精神と技術』を超えるには)

自宅近くの業務用食品を売るというコンセプトが店名になったスーパーに買物に出かけた。鮮度の良い生鮮品、豊富な冷凍食品の品ぞろえ、世界各地から仕入れた加工食品、そしていずれも徹底した買いやすさを感じさせる価格の商品でコンパクトな小規模スーパー…