2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

日本人の忘れもの2

著者の中西進氏はいう。「現代人は山と対話しなくなった」のではないかと。 日本人が忘れている、日本文化の力について書かれた「日本人の忘れもの」の第二巻のなかで著者は「山」について語っている。 やま 「山を忘れて平板になった現代人の生活」 むかし…

イナバウアー

流行語大賞の候補になりうるキーワードがここに来て二つ出てきた。 ひとつは「ガセねた」、もうひとつは「イナバウアー」だ。 荒川静香選手のイナバウアー。人間の生き方というものを考えるとき、職業人生と言うものを考えるときにも深い意味を持つと思う。 …

ウェブ進化論

梅田望夫さんは、ここ2〜3年ネット社会論とでもいうべき分野でもっとも強い影響を受けてきたブロガーの一人だ。3年前はじめてブログというものの存在がアメリカで話題になり始めたということを知ったのも梅田さんのCNETでの連載http://blog.japan.cnet.co…

100分の5秒を狂わした脳の変化

先日の日曜日の午後、やっと風邪も回復して元気が出てきたのでウオーキングをしながらTBSラジオの「伊集院光の日曜日の秘密基地」を聴いた。ルー大柴とともに、最近はやりの「脳」についてのトークがあって面白かった。ルー大柴52歳、いい味出している。番組…

上村愛子、井上怜奈そして原田雅彦、君たちに感謝だ!

感動的なトリノ冬季五輪の開会式から一夜明けて、女子モーグルフリーの予選と決勝を眠い目をこすりながら固唾を呑んで見守った。上村愛子選手、心を振るわせるすべりであった。メダルに届かず、5位に終わる。長野、ソルトレークそしてトリノとメダルを取るこ…

美と礼節の歴史を感じたトリノ五輪の開会式

建国記念日の朝、テレビでトリノ五輪開会式を見た。このイタリアを舞台にした演出は、いつになく感動を呼び起こしてくれた。 最近、池上英子著の『美と礼節の絆』という本を読んだ。日本の中世から幕末にかけての、交際の文化のキーワードとして「美と礼節」…

鶴ちゃんと有田さん

ここ数日、苦しめられた風邪もようやく治りかけているものの、外出するには寒すぎて、また風邪がぶり返すと怖いので、日曜日は家でテレビなど見ておとなしくしていた。日本テレビの「波瀾万丈」とテレビ朝日の「グレートマザー物語」が面白かった。 波瀾万丈…

「他力本願」の本来の意味

ある経営雑誌の経営者インタビュー記事で気に止まった言葉があった。「他力本願」という言葉である。その経営者は、顧客の声を聴くということが大事だという主張の中で、 「家が「他力本願」の浄土真宗だったせいで、自分を他人にゆだねることが自然に身につ…

立春に風邪

節分の翌日で、今日は立春。昨日から風邪に悩まされている。今週は長野やらつくばやらに出張に出かけ、寒い雨の中を歩いたのが原因かもしれない。秋葉原からはじめて「つくばエクスプレス」に乗った。雨に煙る千葉・茨城の風景は、どこかヨーロッパの田園地…