2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

MITヒッペル教授のイノベーションの民主化

「利は元にあり」という商売の格言がある。一般的にはできるだけ安く商品を仕入れれば利益が生まれる、ということを意味している。しかし、それだけではない。単なる販売価格と仕入れ価格の差を極大化すればよいというものではない。良いアウトプットを出す…

日経夕刊のニュース記事と読み物

新聞というのは、ニュースを伝える機能と短い読み物を提供する機能があると思う。普段日経新聞しか購読していないので、他の新聞のことはなんとも言えないのだが、ニュース記事のレベルが相対的に低いと感じることが多い。 夕刊というのは、どうしてもニュー…

人間の見分け方

案外、人間は言葉の端々に本音を出している。ことに、気分が浮き浮きしているときは、ひょっと出てしまうものだ。 谷沢永一『人間の見分け方』エイチアンドアイ2005年刊 ある企業経営者の講演を聴いた。最近株式公開を果たされた若き経営者である。年齢の割…

虹と雪のバラード

1972年という年は、なんとも中途半端な年であったかと思う。大阪万博が開かれた1970年で日本の高度成長は終わり、やがて1973年のオイルショックを迎える。この1972年は、その間(はざま)の年で札幌で冬季オリンピックが開催された年であると同時に、日本列…

ケアのゆくえ科学のゆくえ

ミクロの視点(具体的な事例)をベースにマクロ(社会全体)を論ずるということは簡単なようで難しい。世の中に出回る本の多くはミクロの視点だけにとどまっていることが多く、またマクロを論じていても、ミクロとの連動が弱いことが多い。実務家はミクロだ…

ランプの灯り

自宅近くの手作り家具の店「葉山ガーデン」に行った。小さな店ではあるけれども、ヨーロッパの旧宅に迷い込んだような異空間を感じる。今まで何度も足を運んでいたが、この空間での落ち着きは、ランプの灯りによるところが大きいと感じた。照明はわれわれの…

トンボ鉛筆

お正月も一週間が過ぎた。たまった新聞を読み返す。 一番インパクトのあったのは、日本経済新聞1月3日(火)朝刊のトンボ鉛筆の一面広告だ。 「ロケットも、文房具から生まれた。」 文房具と一緒にいる時、人はとてもいい顔をしている。つくづく、 そう思う…

おめでとう亜細亜大学

あけましておめでとうございます。 そして箱根駅伝の優勝、おめでとう亜細亜大学。 大学が競う人気スポーツとえいば、かつては東京六大学野球、そして最近では大学ラグビー、正月はなんといっても東京箱根間往復大学駅伝競走だろう。二日間にわたる完全テレ…