2014-01-01から1年間の記事一覧

身を守る

知人の造形作家・小山一馬さんの銀座での個展に出かけた。ここ数年、小山さんの作品を見続けているが、社会に対する強いメッセージ性を彼の作品から感じ取ることができる。 彼は、いつも廃材に目を向ける。使用済みの段ボールはメインの材料となる。使い捨て…

駅・STATION

録画をしてあった映画「駅・STATION」を観た。1981年製作の高倉健主演映画である。 駅、雪、北海道、刑事、拳銃、居酒屋、港町、冬、演歌、薄幸な女… これはもう高倉健さんのショーウインドウのような作品である。駅 STATION【Blu-ray】出版社/メーカー: 東…

クラウド化と情報一元化

オリックスが会計ソフト大手の弥生を買収ると発表した。弥生はシェア8割とはいうものの、DVDという箱販売ベースでのことで、会計ソフトのクラウド化が課題である。 弥生の主要顧客は小規模企業で、オリックスとしてはこの顧客層に向けたワンストップサービス…

僕は人生についてこんなふうに考えている

インターネットの普及により、従来のメディアからは得られなかった情報を手にすることができるようになった。またブログやfacebookの活用により、自らの考えや日常を容易に発信することができるようになった。そこでの発信の積み重ねが発信者の人物像を作り…

冬本番と消費者心理、投資家心理

■量販店の新聞折り込みチラシより 新聞折り込みチラシを眺めると消費の動向の一端が見て取れる。 11月12日のチラシより。 ○ホームセンター・コーナン 「冬のあったか暖らん生活」がメインキャッチフレーズ。 ちなみに本来の「団欒」が「暖らん」に。 ホーム…

美酒早慶戦

大学時代の同級生から案内をもらい、東京・銀座で開かれた「第4回・美酒早慶戦」に参加した。 美酒早慶戦とは、早稲田大学出身と慶應義塾大学出身の蔵元が出品し、各蔵を代表する純米大吟醸酒を参加者が利き酒し、「蔵元出身大学対抗」という切り口で、勝敗…

ヒジャーブと報徳記

昨日、アジア大会・女子サッカー「日本VSヨルダン戦」をTV観戦した。結果は12-0のなでしこジャパンの圧勝に終わったが、対戦相手のヨルダンチームに関心が向かった。 「ヒジャーブ」女性が頭髪と手を隠すために被るスカーフのような布である。 最近、F…

川澄選手の北の大地での凱旋帰国試合

女子サッカーINAC神戸レオネッサVSジェフ市原レディスの試合をBSフジでみた。 北海道の帯広で行われた試合、INACキャプテンの高瀬選手の故郷であり、凱旋帰国した川澄選手の復帰試合でもあり、試合当初からじっくりテレビ観戦させていただいた。…

自虐史観と自尊史観(レピュテーションを維持・向上・回復するには)

現役および元・経営コンサルタントの諸先輩方10数名と定期的に開いている経営研究会に参加した。テーマは「レピュテーション・マネジメント(評判管理)」である。発表者の方の「築城3年落城1日」という言葉から話は始まった。評判や信用をを築くには地道な…

現場力と経営力

昨日、青山さんのことを書いた。 青山さんが木曜レギュラーをつとめているラジオ番組・ニッポン放送「ボイス・そこまで言うか」の月曜日のコメンテイターは勝谷将彦さんだ。 勝谷さんの有料メルマガを読んで、あることを考えたので、今日はそのことについて…

一生を棒にふるような仕事がしたい

学生時代の友人でサークルの仲間であった青山繁晴さんが、あるネット上の番組で、その人生の一端を語ってくれた。 青山さんはシンクタンクの独立総合研究所社長として、そして関東圏ではニッポン放送「ザ・ボイス」の木曜コメンテイターとして活躍されている…

シアトル・レインの川澄奈穂美さん

毎日更新されるメルマガやブログには感心させられます。私も有料メルマガなどを含めて10ほどのメルマガ&ブログを毎日、見ていますが、その中で、いつも勇気をもらうのは、なでしこジャパンの一員である 女子サッカー選手の川澄菜穂美さんのブログ「ロードラ…

葉っぱで見分ける樹木

BS(貸借対照表)やPL(損益計算書)といった財務諸表の原則が理解できれば、企業の経営状態を知ることができ、視野が広がり経営分析ができる。 ふだん何気なく、眺めている風景も、原則を知ると違った世界が広がるものである。 毎日のように目にする風景の…

僕らはまだ、世界を1ミリも知らない

日本経済の失われた20年ということが言われているが、この20年間に大きく変化した経済環境の変化は、デジタル化とグローバル化であろう。 デジタル化はパソコンの普及とインターネット社会である。グローバル化は、企業活動における国境という壁が強固なもの…

ラタン・タタ

(ラタン・タタが)物心ついたころ両親の仲は冷え切り、(タタが)7歳の時、ついに両親は離婚した。母が家を出たので、弟ジミーとともに祖母の手で育てられることになった。育ての親となるこの祖母から、私は人格形成で多大な影響を受けた。 「正直でありな…

ジャポニスム

マネ、ドガ、ロートレック、ルノワール、カサット、ゴーギャン、モネ、ゴッホ… 西洋印象派の大家たちを魅了したのが日本美術であり、とくに奇想天外な浮世絵師の技法は西洋絵画の創造に大きな影響を与えた。 現在、東京・世田谷美術館で「ボストン美術館・華…

東京とは何かについて考える〜檜原都民の森と玉堂美術館を訪ねて

2020年に東京オリンピックが開かれるが、あらためて東京とは何か考えた。そのきっかけは奥多摩を訪ねたことによる。 元・東京農業大学学長で造園学の進士五十八さん著の『日本の庭園〜造景の技とこころ』(中公新書、2005年)を読み返いしていて、「玉堂美術…

再びドゥンガの言葉

ワールドカップで日本チームはコロンビアに敗れ予選リーグ敗退となった。メディアでは、敗れても日本チームは進化しているという意見も出ているが、甘い考えは禁物である。 昨年秋のこのウイズダムダイアリーで、元・ワールドカップ・アメリカ大会で優勝した…

なでしこジャパンの二人

25日にベトナムで行われた女子サッカー・アジアカップ決勝戦、なでしこジャパンはオーストラリアを破って、優勝した。 2011年、あの思いもかけなかったドイツ・ワールドカップでの優勝。その時からなでしこジャパン、なでしこリーグに注目をしてきた。 彼女…

コーナーキックに込められた思い

女子サッカーのアジアカップ。 録画しておいた22日(木)の中国との準決勝の試合を観た。 延長戦となった試合の終了間際で、宮間のコーナーキックを岩清水がヘディングでゴールし2対1で決勝進出を果たした。1点目の澤のゴールも宮間のコーナーキックであっ…

「弱くても勝てます〜青志先生とへっぽこ高校球児の野望」

高校時代の同窓生数名から、今度母校がテレビドラマの舞台になるらしいということは聞いていた。そのドラマは「弱くても勝てます〜青志先生とへっぽこ高校球児の野望」日本テレビで土曜日の夜9時から放映された。第1回を録画しておいたので見た。面白かった…

週末に桜とマー君を楽しむ

桜が満開の首都圏地域である。 東京都内では皇居の乾通りが特別に通行が可能となり、多くの人々が皇居の桜を楽しんだ。 昨日の金曜日に出かけた東京駅八重洲・日本橋周辺でも、サクラ通りと名のついた日本橋高島屋や丸善近くの通りでは、満開のサクラに道行…

大手町、丸の内、八重洲

桜満開の4月卯月の午後、東京・大手町に出かけた。 丸善のあるオアゾの中の、ハヤシ(早矢仕)ライスで有名なM&Cカフェで、ある方と打ち合わせ。ちなみにハヤシライスは丸善創業者の早矢仕有的(はやし ゆうてき)が作った牛肉と野菜のごった煮に由来する…

入社式の社長訓示の記事をみて

4月1日、多くの企業で入社式が行われた。社長をはじめとする経営トップ層は、新入社員に囲まれて満面の笑みを示す写真がメディアや社内報などで報道される。ある意味、経営層が1年のうちでもっとも優越感に浸れる瞬間かもしれない。 しかし、入社式は新人に…

「笑っていいとも!」とタモリ

「笑っていいとも」が終わった。タモリとは何だったのか。 鶴瓶はタモリを称して「港」だといった。 鶴瓶は、タケシさんの前では緊張する、さんまは後輩なのに緊張する。しかし、タモリさんの前では緊張しない、といった。 ある日、「殿」と呼ばれるタケシ、…

『イギリス・繁栄のあとさき』『イギリス近代史講義』

多くの人は固定観念や常識というものにとらえられてしまっている。それが、時々打ち破られることがある。 人と会う、現場に出向く、本を読む、インターネットに触れるといったことで違った捉え方があるのだということを経験するのである。 それが人間として…

フラガール

テレビで映画「フラガール」を観た。2006年に話題になった作品である。面白かった。NHKのプロジェクトXのシリーズを膨らませたような新規事業開発物語である。 福島の常磐炭鉱が斜陽になっていく中、常磐ハワイアンセンターというレジャー施設の開発が計…

「ゴジラ」「ゴジラの逆襲」

あなたが初めて映画館で観た映画はなんですか、と問われたときに正確に答えられるでしょうか。 私の場合は、かすかに記憶があるのは、時代劇「大菩薩峠」です。たぶん4〜5歳の頃に父親に連れられてみたのでしょう。ストーリーも何にどんな映画がも知りませ…

アルガルベカップ・決勝進出の立役者は海堀だ

守備の人や組織は地味である。 目立つことはないが、見る人は見ている。 女子サッカー・アルガルベカップ 波に乗っていたスウェーデンチームをなでしこジャパンは逆転勝利した。 得点をしたのは、フォワードの大儀見、宮間。 しかし、陰の功労者はキーパーの…

岩淵真奈、渾身のシュート

アルガルベカップ第2戦、なでしこジャパンは岩淵真奈の渾身のシュートであげた1点を守り、デンマークに勝利した。次はアメリカを破ったスウェーデンとの第3戦。なでしこの真価が問われる試合となるだろう。 デンマーク戦ではフォワードの岩淵の動きが目立っ…