2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

偉大なるナイチンゲール 「看護覚え書」「心に効く言葉」

最近の高齢の家族の看病、そして大病院や個人クリニックへの付き添いをしている中で、医療や健康について考えることが多くなった。 そして今、ナイチンゲールの存在の大きさを、あらためて感じている。次代を担う若者には、ぜひナイチンゲールの偉人伝や著作…

慎思録 貝原益軒

毎日配達される新聞は、書籍や雑誌の広告で埋まっている。肝心の新聞の記事より先に、下の方に掲載されている書籍広告に思わず目が行ってしまう。社会の木鐸とはいえ、新聞も経営のために広告収入に頼る事情はよくわかるが、広告に負けない質の高い記事を書…

二人のジョンの言葉

ビートルズのポールマッカートニーが来日し、ジョンFケネディの長女のキャロライン・ケネディが駐日大使に着任した。 今日は、ポールとともにビートルズを支えたジョン・レノンと、ケネディ大使の父である元ケネディ大統領の二人のジョンの言葉を載せておく…

『英語で「いけばな」』The Book of Ikebana

これは生け花についての対訳本だ。 数年前のある時、英語で花産業についてプレゼンテーションをしなければならなかった時、参考にした。英語で「いけばな」 (講談社バイリンガル・ブックス)作者: 川瀬敏郎出版社/メーカー: 講談社インターナショナル発売日…

日本人は海が嫌い

日本人は、何故、山が好きか。 山が「地つづき」であり、山登りは日常生活と連続する穏やかな移行であり、山の風光と四季の変化は人を飽きさせず、そこに--日本人の好む--静寂と、内省的な雰囲気と、仲間意識と心身の平和がある(ように感ぜられる)からであ…

クリスマスツリーのイノベーション、カリフォルニアのロジャースガーデンでの驚き

クリスマス・イルミネーションの季節である。日本も世界も商業施設や公共空間にクリスマスツリーが飾られている。 しかし、そのほとんどは、ありきたりのマンネリではないか。 クリスマスツリーが飾られているだけで、「ああ、その季節になったか」と思わせ…

整理と整頓

経営コンサルティングの現場や社員・職員研修の場で、「整理・整頓の意味は何か?」ということを質問してみると、誰も正確に答えられない。 ・整理とは、いらないものを捨てること。 ・整頓とは、整理の結果残ったものを使いやすく並べ替えることである。 も…

本多静六一日一話

だれでも座右に置く箴言集はいくつかあるだろう。『本多静六一日一話』は、そのタイトルにあるように一日一話、短いメッセージが366日綴られたものだ。 11月18日の項目で、本多静六は言う。本多静六一日一話―人生成功のヒント366 (PHPハンドブック)作者: 本…

生命知の殿堂

90歳を超える高齢の父親を身近に見ながら、最近次の二つのことを考えたりしている。 −看護と医療 −地球の病理と人間の病理 の二つだ。 ●看護と医療 看護と医療について刺激を受けたのは先日のブログ・エントリーでも若干触れたが瀬江千史氏の一連の著作であ…

彩の国賑わい串丼 羽生PA下り

全国各地、B級グルメとゆるきゃら花盛りといってよいでしょう。こんな国、世界を見渡してもなかなかないでしょう。デフレ不況が原因でしょうか。 仕事で東北自動車道を利用したとき「羽生パーキングエリア(下り)」のフードコートでは、驚きのメニューを発…

大相撲九州場所

大相撲九州場所がなんとも盛り上がらない。観客席の空席が目立つのが痛々しい。一時期の不祥事を乗り越えたとはいうものの、その影響もあるのか、何か相撲界全体が管理されているようで、コンプライアンスを異常に重んじる日本の企業社会を見るようだ。大相…

気温の低下と農業『アメニティデザイン』

ぐっと冷え込んできた。着るものに気をつけて、風邪をひかないように、暖かいものを食べる…ぐらいが、普通の都市生活者の対応であろう。しかし、気象条件の変化は、さまざまな影響を与える。 たとえば、農業である。それは死活問題につながるのである。 元・…

魚は水、人は人の中 (師・小野田寛郎のことば)

フィリピン中部に甚大な被害をもたらした台風30号。フィリピンというとルバング島の小野田寛郎さんを思いだす。発見され日本に帰還したのは1974年、その後何度かテレビで南米の牧場でのお元気な姿を拝見した。1922年のお生まれであるから、現在90歳を超えて…

魂の経営、本業消失の危機に立ち向かえ

車が売れなくなった自動車メーカーはどうなるのか。 鉄が売れなくなった鉄鋼メーカーはどうすればいいのか。 我々は、まさにそうした事態--、本業消失の危機に直面していた。 ポール・マッカートニーが大阪の関西国際空港に降り立った。集まったファンは一斉…

The Book of Tea

いつも思います。年に何度か土曜日や日曜日に自宅からクルマで1時間ほど離れた場所にある墓にお参りに行きます。首都圏から休日の高速道路の朝の下り線は渋滞を起こします。通常であれば1時間で行くところが2時間以上かかることもあります。したがって、早朝…

ラジオと旅

昨日の土曜日昼下がり、自家用車で出かけた際にTBSラジオの久米宏さんの番組、「ラジオなんですけど」が流れていて、好きな旅番組は何ですか、というテーマが特集されていた。 私もテレビでは旅番組をよく見る。そのほとんどはCS放送の「旅チャンネル」…

看護学と医学(上巻・下巻)

昨日のブログで医師と患者のことについて触れた。そこでは深く触れなかったが、医師と患者のコミュニケーション、医療の思想と医療技術、データ至上主義、心の交流などのことについて本来であれば、たくさん触れたいことがあるのだが、一遍には無理なので、…

高橋亀吉・私の実践経済学

数日前のエントリー記事でも書いた、大学時代に属していたサークルの現役学生たちから、学生たちに何かスピーチをしてほしいという要望があり、とりとめのない話を昨晩1時間半ほど大学の教室でしてきた。大学内で約100年の歴史を持つ経済を研究するサークル…

拡大する食品の虚偽表示

関西の著名なホテルに端を発した食品の虚偽表示問題が止まらない。数多くの有名百貨店に拡大している。この問題は多面的に考えるべきだ。売る側の責任は言うまでもないが、買う側も、また高級食品やグルメを単に礼賛するメディアにも反省が必要である。 先日…

体験と経験(『商業経営の精神と技術』を超えるには)

自宅近くの業務用食品を売るというコンセプトが店名になったスーパーに買物に出かけた。鮮度の良い生鮮品、豊富な冷凍食品の品ぞろえ、世界各地から仕入れた加工食品、そしていずれも徹底した買いやすさを感じさせる価格の商品でコンパクトな小規模スーパー…

川崎とテキサス州オースチン

連休中に川崎市民ミュージアムに出かけた。http://www.kawasaki-museum.jp/ 美術館や博物館というのは敷居が高いイメージがあるが、必ず多くの発見やアイデアのヒントが生まれる場所である。川崎市民ミュージアムは、先日のエントリーでも取り上げた南武線の…

田中将大の手記

プロ野球・日本シリーズで楽天が巨人を破り、優勝した。胴上げ投手は田中将大。第六戦ではなく、第七戦の最後であったのが、なんとも歴史に残るシリーズであったことを物語っている。 今年のプロ野球は、田中投手を中心に動いた。そして、今日からのオフシー…

早稲田祭2013

すっかり秋の気配が色濃くなった三連休の初日に、東京都新宿区にある母校で開かれている「早稲田祭2013」に出かけた。卒業して30数年になろうとしているが、卒業後に母校学園祭に訪れたのはこれが2度目である。 学生時代に属していたサークル(早大経済学会…

レッドソックス上原投手と上達論

今週は野球週間であったように思う。打撃の神様と称せられた川上哲治さんが亡くなり、MLBでは上原投手の活躍でボストンレッドソックスがワールドチャンピオンとなり、今日は東北楽天が田中投手で日本シリーズ制覇を狙う。 昨年のアリーグ東地区最下位から…

地球イチバン・花の国オランダ

10月31日(木)夜10時からNHK総合テレビで放送された「地球イチバン・花の国オランダ」は、たいへん内容の濃い、よく練られた番組であった。同番組は「地球でイチバン○○な場所」という究極の地を訪ねる紀行エンターテインメント番組のシリーズで、今回は…