横浜環状道路北西線の工事現場から

東京の都心から首都高速3号線で渋谷を通り、用賀を抜け、東名料金所を抜けると、すぐ川崎インターチェンジがある。 少し行くと横浜青葉インターチェンジ、そのすぐ先が港北パーキングエリア(PA)下りである。東名に入って初めてのPAであることで、利用…

青田とシラサギ

みはるかす水田に稲が青々と茂ってる。その青田に一羽のシラサギがたたずむ。横浜市青葉区にある寺家(じけ)町。ここは東京都町田市と川崎市麻生区に接する場所である。ミナト横浜とは思えない里山と谷戸の風景。すぐ近くまで都市化の波は押し寄せているが…

横浜・伊勢佐木町「大沢屋」の半チャンラーメン

昨日、伊勢佐木町を歩いた。 年に数回、所用で出かけている。 もしかしたら若い人たちはこの地名を聞いたことがないかもしれない。 ある年代以上の人にとっては、青江三奈「伊勢佐木町ブルース」を思い出すかもしれない。 同曲は1968年(昭和43年)の日本レ…

東京とは何かについて考える〜檜原都民の森と玉堂美術館を訪ねて

2020年に東京オリンピックが開かれるが、あらためて東京とは何か考えた。そのきっかけは奥多摩を訪ねたことによる。 元・東京農業大学学長で造園学の進士五十八さん著の『日本の庭園〜造景の技とこころ』(中公新書、2005年)を読み返いしていて、「玉堂美術…

鬼平江戸処

「鬼平江戸処」とは、東北自動車道の羽生パ−キングエリア(上り線)に12月19日にオープンしたばかりの商業施設である。なぜ、羽生か、なぜ鬼平か、なぜ江戸か、については下記の公式サイトなどを参照していただくとして、実際に訪ねてみての感想を述べてみた…

思い出:コペンハーゲン空港を走る!

まだ夜が明けきらぬ冬の早朝、最近はBS12チャンネルのヒーリングタイムを視ることが習慣化してきた。世界の美しい風景とクラシックを中心とした音楽だけの番組である。本を読みながら、PCに向かいながら、仕事の準備をしながら、部屋の整理をしながら、…

海の日の観音崎灯台

今日は海の日。観音崎灯台に出かける。ここは幕末から現代にいたる軍事拠点で、浦賀水道は貨物船が行きかう東京湾の要所。わが国で初めて建設された西洋式灯台がこの観音崎灯台。灯台守の人生を描いた映画「喜びも悲しみも幾年月」は、この観音崎灯台から場…

かつての満鉄本社本館内の総裁執務室と現代の大連港

かつての満鉄本社は1908年修理完成した。ロシアが建築中の学校の建物を満鉄が改修し、本社建物とした。本館の一部は現在、大連満鉄旧跡陳列館になっていて、総裁執務室だった部屋の様子も見ることができる。満鉄の初代総裁は後藤新平。草柳大蔵は「実録満鉄…

二〇三高地と東鶏冠山北保塁

あこがれの二〇三高地。坂を登った先にはやはり雲があった。旅順湾は雲の彼方に見渡せる。この小さな山をめぐって日露双方で多くの命が犠牲になった。100余年前のことを思うと目頭が熱くなる。 この山を下って水師営会見所(すいしえいかいけんしょ)を経て…

大連dalian

中国遼寧省の大連に来ている。満鉄本社のあった都市で、日本とのかかわりは深い。掲げた画像は海に面した星海広場。高層マンションやホテルの建設ラッシュが続いている。日本企業の進出が多いのも大連の特徴で、日本語熱も大きなものがある。 NHKでは、こ…

戦艦三笠

以前より行きたいと思っていた横須賀の三笠公園にある戦艦三笠を見に行った。日露戦争連合艦隊機艦として活躍した三笠が皇居の方向に舳先を向け保存されている公園には、連合艦隊司令長官・東郷平八郎の像が舞鶴の方向を眺めて建っている。 元海上自衛隊所属…

東丹沢・宮ヶ瀬湖

宮ヶ瀬ダムは神奈川県北部の東丹沢エリアにあり、神奈川県の水がめとしての役割を果たす首都圏最大級の多目的ダムである。このダムには4つのはたらきがある。 ・台風や大雨による洪水を防ぐこと。 ・川の環境を正常に保つこと。 ・水道水を貯めること。 ・電…

1755年のリスボン大地震から麗しのリスボンへ

15〜17世紀の大航海時代に、ポルトガルはスペインと世界を二分した海洋国家であり、当時から日本とのつながりは深い。その後、イギリスなどの国々が台頭する中でポルトガルの力は衰えを見せ始める。そうした状況の1755年11月1日、ヨーロッパ最大の自然災害と…

ジブラルタル

ポルトガルの南部からスペインのセビーリャを経てジブラルタルに向かう。大西洋と地中海をつなぐジブラルタル海峡。その名前は、むかし学校の地理や歴史の時間に習っているのか、多くの日本人にはなじみがある。ジブラルタル海峡をまたいでヨーロッパ大陸と…

ポルトガルの漁師町

アメリカ西海岸から大西洋を越えて、ポルトガルにやってきた。リスボン空港から国内線に乗り継いでファーロへ。ポルトガル南部のアルガルヴェ地方は、ほとんど日本人にはなじみがないが、欧州では夏の太陽を求めて多くの観光客が訪れる。 漁師町のオリャオン…

20年ぶりのサンタモニカ・ビーチ

1980年代の終わり頃のサンタモニカ・ビーチはキラキラ輝いていた。当時、すでにスシバーは最先端のトレンドであった。現代のサンタモニカも西海岸を代表する観光スポットではあるが、なぜか色あせてしまったような感じがする。あいかわらずクルマの量は多く…

COSTCOの水

トーランスのCOSTCOは、平日でもひっきりなしに来店客がやってくる繁盛店。500mlの水35本パックが3.75ドル。1本あたりにすれば、今の円レートで10円にも達しない安さ。日本国内でも水の値段がどんどん下がっているが、それでも1本10円で売られることはない。…

トーランスのホテル

ロサンゼルスに出掛けた。宿泊したのはトーランスにあるミヤコハイブリッドホテル。トーランスは大手自動車メーカーはじめ日本企業が集中するエリアで、日本人居住者も多い。近鉄系の同ホテルは2009年12月にオープンしたばかり。隣には日本食材のスーパーマ…

川越の春

川越は小江戸と称される人気の街歩きの場所だ。古い家並みが街道沿いに立ち並ぶ。いも菓子やせんべいなど菓子も多い。古い銀行の洋風の建物などが、この町が賑わっていた時代をしのばせる。ヒューマンスケールの建物の風情は心を落ち着かせてくれる。

鰯(いわし)の群れ

魚の群れは、一糸みだれず泳いでいく。不思議な生物の生態だ。写真は八景島シーパラダイスの大型水槽の鰯の群れ。水族館、動物園、植物園はいつも飽きさせない生物の不思議を楽しませてくれる。

何げない風景

休日に散歩する何げない風景に感動することがある。写真は鎌倉・瑞泉寺の一角の風景。ふと、そこにたたずんでしまう。短い時間だが心が洗われる。

身近な桃源郷

誰にでも自宅の近くにお気に入りの、あまり人に知られたくないようで、しかし教えたくもなる場所というものがあるはずだ。この写真は、横浜市青葉区元石川町にある「保木(ほぎ)」という不思議なエリアで、今まさに咲き誇る桃の林だ。周辺は住宅が立ち並ん…

天城越え

道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思う頃、雨脚が杉の密林を白く染めながら、すさまじい速さで麓から追って来た。 私は二十歳、高等学校の制帽をかぶり、紺飛白(こんがすり)の着物に袴をはき、学生カバンを肩にかけていた。 この出だし…

伊豆・下田温泉

伊豆の下田に出かけた。下田を訪れるのは、30数年ぶりぐらいだろうか。爪木崎のすいせんが咲き始めている。はるか御子元(みこもと)灯台や伊豆七島が見渡せる。カラオケでの私の十八番の一つ「光進丸(こうしんまる)」(加山雄三)の詩が浮かんでくる。 御…

箱根・彫刻の森美術館

「なんだ、これは!」を探しに箱根に出かける。強羅にある彫刻の森美術館は「なんだ、これは!」の連続だった。 すでに紅葉の季節が過ぎた初冬の箱根、あまり寒さを感じさせない穏やかな天気で、山々の風景がやさしく迫ってくる。 世界で2番目にできた屋外美…

「なんだ、これは!」の精神

『「なんだ、これは!」というようなもので、グーンと打ってくる。それこそ芸術だ』 岡本太郎は芸術家として有名になってからも、そうした「なんだ、これは!」の精神を大事にして、けっして自分を固定せず、常に「なんだ、これは!」で作品を創りつづけてい…

葉山・一色海岸と神奈川県立近代美術館・葉山

トワエモアの歌ではないが、いまはもう秋で、海には誰もいない。9月も終わりの土曜日の朝、天皇家葉山御用邸に近い葉山の一色海岸を歩いた。鵠沼や腰越のような賑やかさはないが、逗子から葉山にかけての海岸は、波静かで落ち着いた雰囲気がある。葉山は海岸…

清里の清泉寮でポール・ラッシュの思想と行動を学ぶ

多くの人は平凡な人生を歩んでいくのであるが、なかには全く予期せぬ波乱の人生を歩んで行く人もいる。 サントリーの白州醸造所を後にして、清里に向かった。清里と言えば清泉寮というくらい、ここのソフトクリームは観光の定番といえる。しかし、どれだけの…

サントリー白州醸造所

先日のエントリーhttp://d.hatena.ne.jp/kohnoken/20090321でとりあげた、白州(はくしゅう)の森からの贈り物に会いたくて、山梨県のサントリー白州醸造所に行ってみた。山頂に雪が残る甲斐駒ケ岳から連なる南アルプスの峰々は絶景で、その山のふもとに広大…

変貌する二子玉川

渋谷を出た東急田園都市線が多摩川に差し掛かる地域が二子玉川である。日本で最初の大型ショッピングセンター(SC)として登場した玉川高島屋SCが駅前に店舗を拡張して威容を誇っている。ショッピングセンターと駅をはさんで反対側は、いま大規模開発が…