コラム

背負うということ

*[コラム]背負うということ最近は電車に乗っていても新聞や雑誌を読んでいる人はほとんどなく、半数以上の人はスマートフォンを見ていることは、日常の風景になっています。それと同時に、リュックサック(デイ・バック、バックパック)を背負う人が目立って…

入船と出船

年末年始、多くの人は職場から離れて家で過ごすことが多くなります。また帰省して実家や親類の家を訪問することも多くなります。 日本の家屋はほとんどすべてといってよいくらい靴を脱いで家の中に上がります。その時の靴の脱ぎ方はどうされていますでしょう…

評価のモノサシ

「【腕前】お客様は技術を評価してくれない。お客様の要求を満足させているかどうかがモノサシです。」『仕事ができる人の心得(改訂3版)』小山昇、CCCメディアハウス、2017刊 かつて職場の同僚が会社を退職して転職するとき花束を贈ったことがある。職場近…

「2020年。それは、21世紀の成人式です」橘川幸夫

「2020年。それは、21世紀の成人式です。」 1980年代、今から30〜40年ほど前。橘川幸夫氏の著作に大いに刺激を受けた。1991年に発刊された『企画書・1999年のためのコンセプトノート』JICC出版局などは記憶に残っている。その復刻版が手元に残っている。 橘…

夜明けの風景

朝夕の冷え込みがいちだんと厳しくなりました。空気が澄んで満天の星空を仰ぎながら、やがて東の空から夜明けを迎えます。

バーバリーのマフラー

平成30年も師走を迎えて、日々寒さを感じる季節になった。 そろそろマフラーを巻く頃であろうか。 バーバリーのチェック柄のマフラーを今でも使っている。 1990年、今から28年前に初めてロンドンを訪れた時に、このカシミアのマフラーとコットン100%のセー…

フェイクニュースを見抜く

米国トランプ大統領登場のあたりからフェイクニュースという言葉が世界的に広がった。 マスコミやネットという媒体を通じて、おもに政治にかかわるニュースの真偽がとわれる時代になった。 意図的に人心を惑わす情報を提供する場合もあれば、無意識のうちに…

グローバル化と国際化

先日、最近注目しているブロガーとして、このFBでもとりあげた藤原かずえさん。11月27日のブログを面白く読んだ。 藤原さんの文章は独特である。いくつかの言葉を日本語と英語で並べ、その定義をすると同時に、さまざまな社会現象やメディアでの言説をキーワ…

「オレは進歩と調和なんて大嫌いだ」(岡本太郎)

2025年の大阪万博開催が決まった。ある年齢以上の人にとって思い出すのは1970年の大阪万博であり、そのシンボルであった太陽の塔だろう。 『芸術は爆発だ!(岡本太郎痛快語録)』岡本敏子編著、小学館文庫、1999年刊は、岡本太郎の秘書・養女として50年間、…

現場力と想像力

2019年(平成27年)大晦日。いつも年の変わりにギリギリに書いていた年賀状はすでに昨日投函し、大掃除ならぬ中掃除も終わり、ほっと一息の大晦日。テレビのNHK・BSでは、黒澤明特集を放映しており、「七人の侍」を観た。何度見ても新しい発見がある名作であ…

現場力 : 高橋亀吉と大野耐一

●高橋亀吉 東洋経済新報社が発行している『統計月報』で、2000年に「20世紀の日本を代表するエコノミスト」をアンケート調査したとき、高橋亀吉は下村治、石橋湛山ら名だたるエコノミストを押さえて、堂々の1位に輝いた ・1891年 明治24年 山口県徳山村の船…

10月22日投票の総選挙

10月22日投票の総選挙の喧騒の中で繰り広げられる人間模様から感じたこと。 「菜根譚」の名言と関連付けて。 ●偏りを戒める 理想は高く持とう。しかし現実を無視するな。 思考は綿密にしよう。しかし些末なことにこだわるな。 ●理想の味わい 潔癖ではあるが…

鉄腕アトム

先日の投稿で、米国大統領選の各候補のキャンペーンソングの話題について紹介した。 歴史に残る映画には、スクリーンミュージックの名曲がついている。 テレビ番組も、人気番組は必ずテーマ曲も名曲である。 日本の国産テレビアニメの走りとなった「鉄腕アト…

足元の宇宙

雪の日の昨日、書店で本を探していたら、後ろのほうからお客さんと書店員の声が聞こえてきた。 お客さん「雑草についての絵本のような本、ありますか?」 書店員 「書籍名や著者名わかりますか?」 お客さん「この人の本です。」 書店員 「ずいぶん古い本で…

フィンテック

首都圏地域は雪になるかもという天気予報となっている。 わが国では四季があり、春夏秋冬と季節がうつろいながら、また新しい年を迎えていく。 銀杏並木の落ち葉が鮮やかな秋から冬の季節。しかし今年の秋から冬は、昨年の同じ季節とは異なる。 一年一年新た…

Hillbilly,カントリーミュージックと米国大統領選

●あいかわらず表面をなぞるだけのメディアの解説 すでに米国大統領選も終了から2週間がたとうとしている。 メディアでもトランプ現象と呼ばれる今回の結果の分析解釈を識者と言われる人々が行っている。 もちろん、すべてをカバーできるわけでもなく専門家で…

電通「鬼十則」と「裏十則」

産経新聞11月18日朝刊によれば、社員の過労自殺が問題となっている電通が、有名な電通「鬼十則」の社員手帳への掲載を取りやめる検討をしているという。 「取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。」などの表現が含まれていることで、遺族…

ネット上での情報発信について

ネット上での発信については、いろいろと気を付けてはいるが、 ついつい筆が走って、言いすぎてしまうことがあるかもしれないと反省している。 ここ数日、米国大統領選について語ってきた。 Facebookなどのネット情報発信では、政治にかかわる話は、嫌われる…

いつまでも飽きずに「米国大統領選・備忘録」

また、大統領選ネタで、そろそろ飽きられるのではないかと思うが、 乏しい能力ではあるが、自分の頭で考え整理しつつあることを、備忘録としてまとめておく。 1)どちらの候補を支持するかと、どちらの候補が当選するかの予測は分けて考える。 2)間接選挙…

七五三と氏神様

昨日・今日と全国的に晴れの天気のようです。七五三は本来、11月15日に行われるものですが、最近は11月中旬の土日の休日に、神社にお参りする人が多いようです。今日15日は大安でもありますので、神社は結婚式を挙げられる人々でもにぎやかになることでしょ…

トランプ熱狂、傷ついたアメリカの最強の切り札

ここ数日、米国大統領選に関するコメントを書いている。まだまだ書きたらないことがたくさんある。 ●3人のエコノミストの対応 まずは、前々回のエントリーでトランプ勝利を外してしまったと書いた3名のエコノミスト。 それは、中原圭介さん、高橋洋一さん、…

渡瀬裕弥さんと藤井厳喜さんから教えていただいたこと

前回の投稿でトランプ勝利を予測していたA氏とB氏。 選挙結果を受けての動画が公開されているので 下記にて紹介させていただく。 A氏は、渡瀬裕弥さん B氏は、藤井厳喜さん である。私自身は、 渡瀬さんの論考は、約1年前から注目してきた。 無名の方で…

米国大統領選での事前予測意見について

米国大統領選でトランプ候補がヒラリー候補を破って勝利した。 ふだん、私自身が政治・経済・社会の分野でネット上(ブログ、SNS,ネット動画)で注目している論者が30名ほどいる。 その中で、米国大統領選について事前予測などの情報発信をしてきた論者…

アメリカ大統領選の行方

いまや内戦が起きても不思議でないくらい、アメリカでは、リベラル・サヨクとエスタブリッシュによって乗っ取られた。違法を黙認し、国民の安全を守ろうとしないアメリカ政府に対する憤慨が爆発寸前で、事態は極めて緊迫しています。 そして、アメリカを守ろ…

「放蕩と誠実のせめぎ合い」

コラムニスト・勝谷誠彦さんのお父様のご逝去のこと地上波のテレビが衰退しつつある。わたくし自身もほとんどテレビを見ることがなくなった。インターネットという情報アクセス手段が普及し、そこで発信されるコンテンツの質が上がってきたことで、インター…

メーサロンとアンカーン

タイのプミポン国王がご逝去された。 ジャーナリストの有本香さんがドイ・メーサロンについて語っている。 中国国民党残党が中国雲南省から移動し、チェンライのミャンマー国境に近いタイ北部のメーサロンに いわば、落人として逃げてきた。そこにタイ国王の…

技術の日産と職人技

かつて日産自動車は、「技術の日産」といわれた。 技術という日本語にはさまざまな意味が込められている。 科学技術という意味が一般的であるが、 職人の技(わざ)というのも世界に誇るものである。 日産自動車が原点回帰なのか職人技のコマーシャルフィル…

こんなスマホソフトがあったらいいのに

前エントリーで阿久悠さんのことを書いたが、参考文献に阿久さんの著作3冊挙げた中で『日記力−日記を書く生活のすすめ』は、amazonで調べたら、すでに絶版になっていて、定価780円(税別)の新書が、古本で2,934円になっていた。この本は、何度も読み返して…

「恋のカーニバル」と「どうにもとまらない」

今日で8月も終わり。台風一過の青空が、ゆく夏を惜しむ。 今朝見た日本経済新聞の何気ない小さな記事。 「シダックス、カラオケ縮小(3割閉店、黒字化目指す)」 この何年、カラオケに行っていないだろうか。 今、仮にカラオケに行ったとしても歌う唄は、10…

危機対応の構想力と実行力〜東京都知事候補に望むこと

人口、経済力、予算規模などの点から考えて、東京都は世界レベルで見たら中規模国に匹敵するといわれている。その都知事選候補が出そろった。 今回の候補者選びにおいては、何をおいても危機対応能力を選択の基準としたい。といってもわたくしは神奈川県なの…