クリスマスツリーのイノベーション、カリフォルニアのロジャースガーデンでの驚き

クリスマス・イルミネーションの季節である。日本も世界も商業施設や公共空間にクリスマスツリーが飾られている。
しかし、そのほとんどは、ありきたりのマンネリではないか。
クリスマスツリーが飾られているだけで、「ああ、その季節になったか」と思わせればいいだけの、変化のない装飾が多い。昨日のブログ記事でも、「現場の変化」について触れた。クリスマス装飾のデザイナーたちは、過去の延長線上で、やっつけ仕事をしていないか。誰でもこの季節になれば、ツリー装飾を見て、きれいだね、といって携帯電話のカメラを向けてくれるだろう。しかし、このツリーは別格だ。こんなツリーは初めてだ。また来年が楽しみだ。と言ってもらえるツリーがいくつあるだろうか。
最初の写真は、私の自宅近くのショッピングセンターのエントランス吹き抜けに今年飾られているツリーである。なんということのない平凡なものだ。これでは、心を揺さぶるような演出にはならない。来店客の心には刻まれない、日常の風景になってしまう。
2番目の写真は、過去2度ほど訪れたアメリカの西海岸・ニューポートビーチにある全米一美しいと言われている大型園芸店「Roger's Gardens」が提案するクリスマスツリーである。私が当時訪問時に撮影したもので、美しくは撮れていないのが残念だ…。このツリーにはテーマがある。この写真のテーマはスポーツである。スケート靴、ゴルフクラブなどのスポーツ用具で飾られている。今でもこのツリーは私の脳裏に焼き付いている。
あのロジャースガーデンの今はどうなのか?ウェブサイトでは、にぎやかにクリスマスイルミネーションが繰り広げられている。3番目、4番目の写真は同園芸店の店内の写真である。Hope やHarmony という文字が商品としての庭石やインテリア雑貨に刻まれている。なんともクリエイティブを感じさせてくれる。
クリスマスは毎年毎年やってくるものだから、少しでも変化をつけ、イノベーションをはかっていかなければならない。そうしなければ飽きられてしまう。マンネリにならないように気をつけないといけない。
(参考)ロジャースガーデンのサイトと映像
http://rogersgardens.com/
http://www.youtube.com/watch?v=Sz_5JcKEa0g&feature=c4-overview&list=UU4PdaBc-o3_2sGOd1UBrhfQ