彩の国賑わい串丼 羽生PA下り

全国各地、B級グルメとゆるきゃら花盛りといってよいでしょう。こんな国、世界を見渡してもなかなかないでしょう。デフレ不況が原因でしょうか。
仕事で東北自動車道を利用したとき「羽生パーキングエリア(下り)」のフードコートでは、驚きのメニューを発見しました。「彩の国賑わい串丼」です。http://pasar.driveplaza.com/hanyu/category/donburi
過去の反省からダイエット・小食を目指す私としては、質素にうどんをフードコートで食べている横で、ある若いお兄さんが、串カツ満載のどんぶりを食べていました。
わー!うらやましい。今度は食べてみたい。しかし、体にはよくないし、1000円はきつい。でも、おそらくトラックドライバーと思われるお兄さんは、自分へのご褒美か、癖になったかで、この丼ファンになったのでしょうね。
先日、テレビの村上龍の番組で、串カツでんがなやピザーラを経営するフォーシーズ社の経営者が登場していました。串カツは調理機器の初期投資額が少なくて済むので小規模飲食店のフランチャイズシステムに向いている、といわれておりました。串カツがブームのようです。
今は分割されましたが、かつて高速道路が日本道路公団により運営されていたころ、全国のSAPA(サービスエリア・パーキングエリア)の経営に関する仕事にかかわったことがあります。仕事でもプライベートの旅行でも、かなりのSAPAに出かけました。最近は、おしゃれで洗練されたSAPAばやりです。都心のデパ地下を髣髴とさせるものがあります。
しかし、旅の楽しみ、ドライブの楽しみの中心にあるのは、それぞれの土地に根差した文化であり風景であり、人であり、歴史であり、食べ物飲み物であるはずです。キラキラとした高速道路のサービスエリアやパーキングエリアが主役になってはいけません。
とはいえ、キラキラとした新装の羽生PA(下り)の、あの「彩の国賑わい串丼」は脳裏に焼き付いて離れません。ちなみに12月には「羽生PA(上り)」が江戸情緒を表現したPAに生まれ変わるそうです。どんなPAになるのか、また訪ねてみたいものです。