2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

三遊亭圓歌・中沢家の人々(完全版)

三遊亭歌奴時代「山のあなあな」や「新大久保〜」で一世を風靡した三遊亭圓歌さんのライフワークとも言うべき「中沢家の人々」をCDで聴いた。65分余という時間があっという間に過ぎ去ってしまうほど聴かせてくれる。 ご本人のご両親、死別された元奥様のご両…

Always三丁目の夕日

へそまがりの性格があるので、話題になっている映画は普段見たくないと思っている。たいがい、終わり間際か、テレビでの再放送か、ビデオ&DVDで見る羽目になる。 「Always三丁目の夕日」だけは、映画館で観てしまった。 ネット上での評判がすこぶる良かった…

走るポジティブ人間:高橋尚子現象

20日の東京国際マラソンでの高橋尚子選手の活躍は、多くの人に驚きを与えたことからさまざまな論評が加えられている。この高橋尚子現象とでもいうべきものは、いろいろなことを考える際に応用できるような気がするので、ここに整理をしておきたい。 ①高橋尚…

高橋尚子の走りに感動

東京国際女子マラソンで高橋尚子選手が見事に復活した。最後の坂の前での突然のスパート、坂を上りきって四谷駅前で新宿通りに入ってからの走りには、たくましさすら感じられた。右足に三箇所の肉離れを抱えての今日のレース、まさかこういう展開になるとは・…

発見、交流、感動

イベントや祝祭というものは本来「発見」「交流」「感動」が埋め込まれていなければならないと思う。先日の紀宮様と黒田さんの帝国ホテルでの結婚披露宴は、この三つがうまく融合し、新しい結婚披露のモデルを提示されて多くの国民に影響を与えた。 民間人と…

はごろもフーズ

11月17日付け日本経済新聞の「はごろもフーズ」の一面広告はインパクトがあった。 サカナを食べれば、 将来ノーベル賞がもらえますか。 がキャッチコピーで、サカナにまたがる男の子の絵の下に次のコピーが続く。 サカナを食べるひとは賢い。こんなイメージ…

追悼:ピーター・ドラッカー

先週末、経営論の大家であるピーター・ドラッカーが95歳で亡くなった。ドラッカーほど世界の多くの企業や組織のマネジャーといわれる人々に大きな影響を与えた人はないだろう。日本でも絶大なる人気があった。 学生のころに読んだ「断絶の時代」が最も印象に…

今、昔、そして未来が見える「谷根千(やねせん)」

それは衝撃の旅だった。朝方の雨があがって木枯らし一号が吹いて、きれいに晴れ上がった土曜の昼下がり、わずか4時間あまりの街歩きは幻想の世界に迷い込んだような感じがした。 はじめて訪れた谷根千(やねせん)。谷中、根津、そして千駄木のトライアング…

時雨の候

今はとてわが身しぐれにふりぬれば 言の葉さへにうつろひにけり 小野小町 「降り」に「経り」、「言の葉」に「木の葉」をかけている。 時雨が降るように古くなってしまった私を去っていくあなた。時雨に打たれて萎れていく木の葉のようにその言葉までが色あ…

掃除派と料理派

先日、テレビで料理研究家の平野レミさんが面白いことを言っていた。人間には掃除の得意な掃除派と料理が得意な料理派があって、両方得意だという人は、ひじょうにまれにしかいないという。たしかに言われてみるとそうかもしれないなと思う。しかし、どちら…

釧網(せんもう)本線の風景

BSフジ「全国百線鉄道の旅:北海道・釧網本線特集」を観た。 道東の太平洋側にある釧路からオホーツクの網走までの釧網本線沿線の風景はすばらしい。人の手の入らない釧路湿原は東京23区がすっぽり入ってしまう湿原で、丹頂鶴の繁殖地としても有名。塘路(と…

わかっちゃいるけど

「わかっちゃいるけどやめられない♪♪」というのは、植木等のヒット曲「スーダラ節」の一節だ。先日、NHKハイビジョンで「植木等・夢を食べつづけた男」を観た。 三重県のお寺の息子に生まれた植木等は、東京でバンドの仕事を始めた。その後、クレージーキ…