葉っぱで見分ける樹木
BS(貸借対照表)やPL(損益計算書)といった財務諸表の原則が理解できれば、企業の経営状態を知ることができ、視野が広がり経営分析ができる。
ふだん何気なく、眺めている風景も、原則を知ると違った世界が広がるものである。
毎日のように目にする風景の中に樹木がある。自然がないという都心オフィス街でも、街路樹はあるはずである。
『葉っぱで見わけ五感で楽しむ樹木図鑑』林将之(ナツメ社、2014年刊)は、葉を4つの視点から確認し、樹木を見極めるガイドブックである。次の4つの視点を知れば、何の樹木かが予測できるのである。
- 作者: ネイチャー・プロ編集室,林将之
- 出版社/メーカー: ナツメ社
- 発売日: 2014/03/13
- メディア: 単行本
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広葉樹5種類
単葉:不分裂葉(きりこみなし)、分裂葉(きりこみあり)
複葉:羽状複葉(葉軸に小葉が羽のようにつく)、掌状複葉(小葉が掌のようにつく)、三出複葉(3枚小葉)
針葉樹2種類
針形
うろこ型
2)ふちの形
鋸歯縁(ぎざぎさがある)
全縁(ぎざぎざがなく、なめらか)
3)落葉樹・常緑樹
寒くなると落葉
一年を通じて葉がつく
4)葉の生え方
互生(葉が枝から互い違いに生える)
対生(葉が枝から対になって生える)
たとえば、我が自宅前の街路樹は、分裂葉、全縁、落葉、互生というのが葉を見ればわかる。候補の中から葉の形が半そでシャツのような形ということで、「ユリノキ」であることがわかる。
原理原則を知ることの大事さを再認識した。