ヒジャーブと報徳記

昨日、アジア大会女子サッカー「日本VSヨルダン戦」をTV観戦した。結果は12-0のなでしこジャパンの圧勝に終わったが、対戦相手のヨルダンチームに関心が向かった。
「ヒジャーブ」女性が頭髪と手を隠すために被るスカーフのような布である。

最近、FIFAで試合での着用が認められた。
ヨルダンチームは日本人監督の沖山さんが率いている。沖山さんはヨルダンチームに初めて接して驚いたという。平気で遅刻する。片づけをしない。勝利第一主義、利己主義、無秩序であったという。サッカーに取り組む姿勢の根本の第一歩から指導を始めた。一人一人の選手に向き合い、つたない英語で対話していった。
沖山さんは言う。「ヨルダン女子サッカーチームの選手たちは向上心と情熱は人一倍強い」と。その片鱗は、昨日の日本戦で片りんを彼女たちは見せてくれた。ゴールキーパーはお世辞にもうまいとは言えない。しかし、彼女の瞳の輝きからは「なんとかしなくては…、あきらめない…」という意識が伝わってきた。
http://www.jfa.or.jp/jfa/international/dispatch/report/okiyama.html
ふと、二宮尊徳のことを思い出した。まったくサッカーとも時代も違う、あの江戸時代後期の時代の偉人のこと。
尊徳は小田原の殿様の委任により、桜町や相馬、日光などの北関東の各地の地域再建に一生をささげた。再建屋、実践コンサルタントの祖でもある。
沖山監督が見事にヨルダンを強いチームに育て上ことを願ってやまない。
<参考>
http://www.jfa.or.jp/jfa/international/dispatch/report/okiyama.html

報徳記

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