「笑っていいとも!」とタモリ

「笑っていいとも」が終わった。タモリとは何だったのか。

鶴瓶タモリを称して「港」だといった。
鶴瓶は、タケシさんの前では緊張する、さんまは後輩なのに緊張する。しかし、タモリさんの前では緊張しない、といった。
ある日、「殿」と呼ばれるタケシ、「若」と呼ばれるさんまにならってタモリのニックネームを決めようということで視聴者から意見を募った。「ちーママ」に決まった。タモリは気に入らなかったらしい。
だれでも壁に突き当たった時、悩んだとき、落ち込んだときふと訪れるちーママのいる店、気楽に話ができる人や場所があるだろう。
タモリさんは、出演者にとっても、視聴者にとっても
ふと緊張を解いてくれる港町のちーママだったのだろう。ほとんどの出演者はタモリさんから怒られたという経験がないという。ママは敷居が高いが、ちーママは気楽に接することができる。
爆笑問題田中裕二は、32年間たっても、タモリさんは「お昼休みはウキウキウオッチング・・・」ではじまる番組のオープニングで登場するとき、うつむきかげんて、恥ずかしげで、ちっともうまくなっていない。最後までタモリさんは、番組になじんでいなかった。それが32年間続いた理由だと今思った、とスピーチで話した。
最後の最後まで、タモリタモリであり、森田一義であった。