冬本番と消費者心理、投資家心理

■量販店の新聞折り込みチラシより
新聞折り込みチラシを眺めると消費の動向の一端が見て取れる。
11月12日のチラシより。
○ホームセンター・コーナン
「冬のあったか暖らん生活」がメインキャッチフレーズ。
ちなみに本来の「団欒」が「暖らん」に。
ホームセンターの得意分野の一つである暖房機器の商品が並ぶ。
チラシの文字が極端に小さい。老眼の中高年には虫眼鏡が必要。
○ホームセンター・ユニディ
「外から内からあったか宣言」「大掃除作戦」が二大キャッチフレーズ。
個人の家庭でも断捨離で、いらないものを捨てる整理が必要。
また企業においても小山昇氏の数々のベストセラーにあるように事業所の掃除が業績をあげるコツだ。
事業所の掃除、とくに中小企業・中小事業所の掃除をブームに仕立て上げ、それをホームセンターの商品プロモーションにつなげていくのもアイデアかと思う。
■11日の内閣府10月統計であきらかな消費低迷
11日に内閣府から街角景況感(景気ウオッチャー)調査と消費者心理(消費者態度)調査の結果が発表され、前者は2か月ぶりに前月を下回り、後者は3か月連続で前月割れとなった。依然として消費低迷が続いている。
■消費関連株高騰
消費低迷の一方で消費関連株の高騰が報じられている。これは年内解散説・消費税実施見送りの機運を受けてのものと思われる。ファ−ストリテイリングや百貨店株が11日に高騰した。またドンキHDの株価が上昇しているが、これは外国人観光客の取り込みに成功しているのが要因の一つのようである。先日、ドンキホーテ高田馬場駅前の店舗を朝の9時ごろに利用した。早い時間からの営業、なんでも一応揃っている品揃えで店内はにぎわっていた。通常のコンビニチェーンとは違う品揃えの中規模コンビニエンスという感じがする。