身を守る

知人の造形作家・小山一馬さんの銀座での個展に出かけた。ここ数年、小山さんの作品を見続けているが、社会に対する強いメッセージ性を彼の作品から感じ取ることができる。
彼は、いつも廃材に目を向ける。使用済みの段ボールはメインの材料となる。使い捨て文化全盛の時代は終わった。リユース、リサイクルされることで、見事に素材が活かされるということだ。
高齢社会、モノだけでなくヒトも使い捨てではなく、活かされる時代になってきている。
今回の個展の「身を守る」というテーマ。今ある危険や将来への不安、恐怖で満ち溢れる日本と世界。それを言葉で表すのは簡単だが、小山さんは見事に作品で、その心理を描き出している。
造形物を通じて、作者の思いがビンビンと伝わってくる。
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