2005-01-01から1年間の記事一覧
時々、自転車に乗る。といっても本格的なサイクリングではなく、家の周りを一時間ほど走る程度だが。良い運動になる。 自転車に乗ると、わずかな坂道を敏感に感じる。ふだん車で走ったり、歩いているときは感じないが、自転車で走ると坂の程度が大変気になる…
暦の上では、冬を間近に控えた霜降の候を迎えた。霜が降りる寒さではないが、朝晩の冷え込みが厳しくなってきた。今朝、クルマのボディは露で覆われていた。また昨晩の幕張方面は濃い霧だったようだ。千葉マリンスタジアムで行われた阪神・ロッテの日本シリ…
はてなの近藤社長のブログを見ていたらhttp://d.hatena.ne.jp/jkondo/20051020面白い会社が紹介されていた。 株式会社カヤックという鎌倉に本社を持ち、自らを面白法人と称する小さな会社だ。http://www.kayac.com/company/ 会社の信条と7つのキーワードがウ…
わかりやすく美しい文学的な文章で、きわめて厳しいことを言われると、心にグサッとくるものだ。そうした刺激を時々受けないと怠惰な生活に陥ってしまう。いや、他者から言われるのではなくて、自らそうした刺激を自らに対して与えていかなければならない。…
朝、TBSラジオの永六輔の番組のなかで、ドキュメンタリー作家の森達也さんが渋谷・代官山界隈を紹介しながら、「欠損したもののほうがイメージを膨らませることができる」と語っていた。ラジオというのは音声だけの媒体であり、映像がないだけにイメージが膨…
黒澤明の名作「生きる」を日本映画専門チャンネルで観た。 昭和27年の作品であるが、人の心や縦割り組織の問題というのは変わらない。志村喬演じる主人公渡辺は市役所の市民課長、市民から要望のあった公園建設を自らが旗振り役になり、公園課、総務課、助役…
俳句というのは季節の自然と心情をわずかな言葉で凝縮をするものだ。ものごとの本質をつかんだり新たな視点でものを見るということが重要で、この要約力は他の分野にも共通するものだと思う。以前ある会合で、俳句作りの遊びをしたことがある。20名ばかりが…
すっかり秋を感じる今日この頃。秋といえば稲穂だが、残念ながら身近に田んぼがない。あの黄金色に輝く稲穂が見たい。稲は日本人の心の中に刷り込まれた日本のシンボルとも言える。 木村尚三郎さんの『美しい「農」の時代(耕す文化の復権)』ダイヤモンド社…
ボストン・レッドソックスとシカゴ・ホワイトソックスのアメリカン・リーグ地区シリーズ第二戦の赤白靴下対決は、井口の逆転3ランでホワイトソックスの勝利となった。 レッドソックスの一塁は、あのジョン・オルルッド。シアトル・マリナーズ時代からファン…
「千葉滋賀佐賀」にはお腹を抱えて笑った。涙が出るほど面白かった。FLASHの面白さを知った。ネット上で最近よく出てくる「のまネコ」問題とは何なのかがやっと理解できた。 先日、ある都心にある小型ディスカウントショップの前を通りかかったら「恋のマイ…
日本ベンチャー学会の9月シンポジウム「ベンチャー・中小企業のMOT」が東京・神保町の日本工業大学専門職大学院で開かれた。今年4月から開校した日本工業大学専門職大学院は、たいへんユニークな取り組みをしている。 いわゆるMOT(技術経営)教育を行ってい…
松井憲一著『技術系ベンチャーのイノベーション評価法』ダイヤモンド社(2005年)は、サブタイトルが「成功する事業を目利きする」となっている。 金融機関は永年担保主義でやってきたから、ベンチャーの新たな事業の将来性についての評価ができなかった。既…
テレビを見ていたら、かまやつさんが出ていた。先日の「下流社会」のエントリーで女性の分類にもその名がつけられた、あのかまやつさんである。ちなみに、かまやつは本名で釜萢と書くらしい。不思議な名前だ。 不思議なのは名前だけではない。風貌がグループ…
秋の夜、虫の音が心にしみる季節になった。読書の秋だ。 村上春樹の新著『東京奇譚集』新潮社を一気に読み終えた。五編からなる短編集である。 奇譚(きたん)とは不思議な、あやしい、ありそうもない話。しかしどこか、あなたの近くで起こっているかもしれ…
『下流社会(新たな階層集団の出現)』三浦展(光文社新書2005年)を読んだ。この本、今年下半期の話題の書になるかもしれない。「さおだけ屋…」を超えるかもしれない。 もはや中流ではなく、下流化している若い世代の価値観、生活、消費の実態を主にデータ…
日本の代表的なファーストフードというと何が挙げられるだろうか。 おにぎり、いなり寿司、そば、うどん、ラーメン、菓子パン、お好み焼き…… この中で外食として、もっとも食べた回数の多いのは「そば」かもしれない。次点はラーメンか。そばは毎日でも食べ…
やっとヤンキースが首位に浮上してきた。0.5ゲーム差ではあるけれど。 後半の追い上げはバッティング面ではジアンビの活躍によるところが大きいと思う。いろいろとプレー以外のところで話題になってしまった選手だが、その眼光のするどさは獲物を狙う鷹のよ…
成瀬巳喜男監督の「乱れる」は高峰秀子主演で1964年(昭和39年)の東宝作品。 戦後を生きる未亡人・高峰秀子と義弟の加山雄三の名演が光る。今、見返すと画面からは昭和30年代の日本の高度成長の息吹と、目に見えない精神の中にある戦争の残滓が見て取れる。…
昨日18日は仲秋の名月だった。夕暮れに見た満月は暖かく大きく見えた。これだけで何か心に安心感がもたらされる。セブンイレブンは月見団子を販売し、購入者にはすすきが無料で配られた。生のすすきを調達するのは容易ではないはずで、七夕のときの竹飾りと…
立志伝中の企業経営者の中では阪急の小林一三(いちぞう)が好きだ。 最近、作家の堺屋太一さんが日経の「やさしい経済学」で小林一三をとりあげている。 小林は電車(鉄道)を、人と物を運ぶ運輸業ではなく、地域と文化を育てる開発事業と考えていたのだ。…
フォーサイトクラブ・セミナー:梅田望夫さんの「ウェブ社会『大変化』への正しい対応・間違った対応」と題する講演会に出席してきた。 梅田さんは冒頭、この講演会の存在をインターネットで知った人は手を挙げてください、次にこの講演会の存在をインターネ…
物いえば唇寒し秋の風 有名な松尾芭蕉の句だ。 人と話していると、ついつい余計なことまでしゃべってしまうことがある。この句は、そのしゃべった後の苦い後悔を、秋風に吹かれる唇の寒々とした感覚のようだとして詠んだものである。 思わぬ一言が人を傷つけ…
総選挙の日の日曜日の朝のテレビの報道番組は選挙関係の情報を流せない。フジテレビの報道2001は「最先端不老不死の科学と倫理」を取り上げていた。ロボットの開発や、技術の進歩と生命倫理の話題など、普段の騒々しい政治論争とは離れて落ち着きがあった。…
高校生のころの一時期、映画少年だったことがある。映画館やテレビで観たすべての映画の感想をノートに記録していた。月刊雑誌「スクリーン」や「ロードショー」も毎月読んでいた。時々「キネマ旬報」を眺めることもあった。 先日、ミュージシャンの忌野清志…
最初のはじめにで、「この本はビジネスの書ではありません。ビジネス人生の書です。」とある。たしかに著者の人生がつまった本だ。マーケティングとは「切れば血が出る」人間的な世界だという著者の思想には共感するところが多い。 四半世紀も昔、あるセミナ…
カトリーナで大きな被害を受けたニューオーリンズ。訪れたことはないが、なぜか身近に感じる。自宅の近くにニューオーリンズを代表するケイジャン料理を食べさせる店(トラバドール)があるからかもしれない。 ケイジャンとはカナダ東部のアカディア地方から…
9/2の野茂投手に関するエントリーへのMASAさんのコメントを読んでファンとシンパということを考えた。「面達」で有名な作家の中谷彰宏さんがどこかの著作の中で言っていたことだと思う。 ファンとシンパは違う と。 ファンは広さ、シンパは深さだという。ス…
某政党がブロガーを呼んで記者会見ならぬブロガー会見を行い話題になった。といっても、マスメディアはほとんど取り上げていなかったが。 今度は、眞鍋かをりさんが著名ブロガーを集めてブロガー会見を開いた。 芸能人ナンバーワン・ブロガーとして名高い眞…
医学といえば難しい分野、落語というと面白い分野だ。 この両者を融合した落語を聴いた。 立川らく朝さん。 フジテレビの長寿番組「テレビ寺子屋」という早朝番組での登場。 医学博士で内科医にしてプロ落語家である。 生活習慣病についての話が面白かった。…
アメリカにいる後輩からメールが来た。休暇をとってケンタッキー州ルイビルのホテルのロビーからだという。ニューヨーク・ヤンキース傘下の3Aコロンバス・クリッパーズに所属する野茂英雄投手が1日、シンシナティ・レッズ傘下の3Aルイビル・バッツとの試合で…