日本のファーストフード

海老名SA下り

日本の代表的なファーストフードというと何が挙げられるだろうか。
おにぎり、いなり寿司、そば、うどん、ラーメン、菓子パン、お好み焼き……
この中で外食として、もっとも食べた回数の多いのは「そば」かもしれない。次点はラーメンか。そばは毎日でも食べられるが、ラーメンを毎日というのはきつい。
立ち食いそばといえば思い出すのが約20年前に冬の東北の青森駅ホームで食べた「かき揚げそば」。かき揚げの中の「えび」の存在が際立っていた。
三連休の初日に東名高速を下った。例によって川崎から綾瀬バス停までは渋滞で、大和トンネルを抜けると一気に渋滞が解ける。海老名サービスエリア(下り)で「かきあげそば」(556円)を食べる。かき揚げの「えび」に存在感がある。駅や繁華街にある「立ち食いそば」のかき揚げは、コロモばかりのところが多いのに、ここは違う。
小さな幸せというのは、こんなところで感じるものだ。しかし、あの凍てつく青森駅ホームのかき揚げそばの記憶を越すことはできない。冬の旅情というのは何ものにも代えがたいものなのかもしれない。
(画像)ハロースクエアのウェブサイトhttp://www.hello-square.or.jp/sapa/tomei/ebina_d.html