[映画]自転車泥棒

高校生のころの一時期、映画少年だったことがある。映画館やテレビで観たすべての映画の感想をノートに記録していた。月刊雑誌「スクリーン」や「ロードショー」も毎月読んでいた。時々「キネマ旬報」を眺めることもあった。自転車泥棒 [DVD]
先日、ミュージシャンの忌野清志郎さんの160万円するという自転車が盗まれ、それが見つかったということでテレビや新聞で報道されていた。たかが自転車で、と不思議に思ったが、その自転車が高価であることとインターネット上で写真入で捜索願が出されていたことなどで話題になったらしい。
このニュースから、ふとイタリア映画の「自転車泥棒」という白黒映画を思い出した。遠い昔の思い出がよみがえってきた。子供とお父さんの姿の映像が頭の片隅に残っている。
イタリア映画ではフェリーニの「道」なども印象深い。また、映画少年になりたてのころに横浜の映画館で見た(歳がばれるかも?)「フェリーニのローマ」は衝撃的だった。グラマーなイタリア女性の裸体は純情な少年には刺激的だったかもしれない。そして、イタリア映画はいつも音楽が哀愁を帯びている。イタリア映画の映画音楽も好きだった。
ブログを書き出すと、遠い過去を思い出すことが多い。なぜだろう。不思議だ。
(画像)DVD:自転車泥棒(ヴィットリオ・デシーカ監督、イタリア映画)