2006-01-01から1年間の記事一覧

「記録」と「記憶」

週刊東洋経済の6月24日号はWeb2.0を特集している。週刊誌に特集されてしまったら、すでにそのブームと言うのは終わっていると思う。ちなみに同誌に登場している伊藤譲一氏によれば、今アメリカでは2.0バブルだという。 自分自身としてはポストWeb2.0が見出せ…

超「格差拡大」の時代

長谷川慶太郎著の本を読んだ。軍事や国際経済、株式に関する見識には、いつも刺激を受ける。細かな記述では「はてな?」と思うところもあるけれど、その慧眼には価値があるといわざるを得ない。超「格差拡大」の時代―価格破壊の「地獄」から抜け出せるのは技…

ワシントン・ナショナルズ

MLB

サッカーのワールドカップに話題が集中している中、久しぶりにテレビでMLBのNYY(ヤンキース)対WSH(ナショナルズ)を観ている。 ワシントンナショナルズの試合を観るのは初めてだ。モントリオールエクスポズがワシントンDCに移って2年目の今年、観客動員も…

予感

最近、公私にわたって予感がよく当たる。何か心配だなと感じると、必ずそれが現実のものとなる。予感が当たるからといって必ずしも喜べない。その予感が悪いものであれば、楽しいものではないからだ。良い結果の予感なら大歓迎なのだが・・・ ワールドカップの…

16年前のドイツ

ここ1週間ほど風邪で咽喉をやられ苦しい日々が続いた。テレビではドイツワールドカップに注目が集まっている。 今から16年前の1990年6月は、仕事の関係でヨーロッパに出張していた。ドイツではボンやケルン、フランクフルト、ウイスバーデンなどを訪れた。夜…

新緑の箱根

昨日の土曜日は、晴れ上がり、気温は初夏を思わせるほど上昇した。 ある勉強会で、箱根の旅館にクルマで向かう。土曜の昼下がり、東名下りは空いているはずだが、渋滞が始まった。ラジオの交通情報は、鹿が高速道路に迷い込み捕獲中とのこと。30分あれば通り…

最後まであきらめなかった巻選手

ワールドカップ日本代表、巻選手が選ばれたことジーコ監督の選択はすばらしいものがあったように思う。もちろん久保選手、残念だった。しかし、ジーコ監督の明確な説明により久保選手も納得してくれると思う。巻も久保もこの運命を受け止めてほしいものだ。…

宿題

「宿題」というと、子供の頃を思い出す。夏休みの宿題などは悩みの種だった。 しかし、ほんとうの意味で宿題に悩まされるのは大人になってからだと思う。大人の宿題のつらさから見れば、子供の宿題などは軽い軽い。 このゴールデンウイークにも宿題があった…

ロングテールに甘んじることなかれ

梅田望夫さんの『ウェブ進化論』(ちくま新書)に続いて、佐々木俊尚さんの『グーグルGoogle』(文春新書)がネット上などで話題になっている。佐々木さんはグーグルの光と影に焦点を当て、ロングテール論の事例として深夜の京浜駐車場やメッキ工場を取り上…

ギャスライト選手とクロフォード選手

MLB

タンパベイ・デビルレイズの1・2番コンビ、ギャスライト選手とクロフォード選手は、今日のヤンキース戦で良い仕事をした。松井秀喜が第三打席目で放ったセンターへのフライ、タンパベイのセンター・ギャスライトは惜しくも捕球できなかったが、レフトのクロフ…

連休つれづれ

昨日は、親戚の来客があり近くのレストランでランチをとった。おしゃれなエスニックレストランなのだが、なぜか店員の「いらっしゃいませー」の声が大きい。この現象は、他の落ち着いた雰囲気の良い店でもよくあることだ。これはもう騒音でしかない。静かに…

文読む月日

連休の狭間、東京地方は初夏を思わせる暑さだった。通勤電車は普段よりすいているとはいいながら、昼のオフィス街などは、いつもと変わらず人気店には昼食待ちの行列が出来ていた。 あっという間にもう5月だ。 忙しい日々を送っているときこそ、ふと自らを見…

なかなか更新できず

ここのところ多忙につき、なかなか更新が出来ない・・・、と泣き言。 世の中には、私などよりもっともっと多忙でありながら、毎日質の高いブログを書いている人がいるというのに、なんとも力不足を感じる。では。

ジョージ・マッケンジー

MLB

メジャーリーグが開幕して日本人選手が活躍している。なかでも城島健司選手の活躍は目を見張るものがある。もともと力があって日本を代表するキャッチャーであるのだが、メジャーでも、日本と同じように成績を残すのはすばらしい。 マリーナーズの先輩イチロ…

タワーレストラン

先日、昼時に仕事で東京タワーの近くにいたので、同行メンバー3人で東京タワー1階のタワーレストランに行った。昼時の12時半と言うのにお客はまばら。30年前ぐらいにタイムスリップしたような、レトロなレストランだ。実際にも、東京タワーに行ったのは約30…

まけるが勝ち:「日本人の忘れもの」より

先日読んだエッセイ集『日本人の忘れもの第2巻』中西進(ウェッジ)が面白かったので、 http://d.hatena.ne.jp/kohnoken/20060226/p1 第1巻と第3巻を購入して読んだ。日本人が変化を遂げていく中で、忘れてはならないこと この第1巻(2001年刊)では、「心…

ドミニカの戦い

MLB

今日は早朝からテレビのJスポーツ3チャンネルで、WBCセミファイナルのキューバVSドミニカ戦を観ている。0対0の行き詰る戦いが繰り広げられている。WBCの楽しみの一つはドミニカチームを観ることだった。テハーダ、プフォールズ、オルティスらMLBの好きな選手…

矢沢永吉とイチロー

MLB

テレビで『イチロー × 矢沢永吉 英雄の哲学』を観た。 BS各局共同番組で、昨年の今頃はイチローと久米宏さんの対談があったと思う。久米さんのときもそうだったが、今回もイチローは完全に矢沢永吉を凌駕していた。それでよいのだと思う。今ピークにあるイチ…

日本アカデミー賞

昨晩は日本アカデミー賞の発表の日だった。仕事に集中していて、すっかり忘れていた。「Always三丁目の夕日」が作品賞や主演男優賞、監督賞をはじめ12部門を受賞した。ある評者は、この映画をリアルタイムで劇場で見たことを何十年か後に誇りに思えるときが…

お蕎麦屋さんのテレビ

昨晩は深夜まで会社で仕事をした。途中でお腹がすき、外に出てお蕎麦屋さんに行った。閉店間際で、お客は誰もいない。見上げるテレビではWBC中国戦でイチローがバッターボックスに入っていた。終盤で日本が大きくリードしていて、ほっと一安心した。仕事があ…

WBCにのぞむイチロー選手の言葉

MLB

テレビでイチロー選手のインタビューをみた。 ジャパンの帽子をかぶると身震いがする思いです。その理由はいくつかあるのですけど、そのひとつが王監督の存在です。信頼できる監督です。ウソがない監督です。 またWBCは勝てばよいというものではないと思いま…

日本人の忘れもの2

著者の中西進氏はいう。「現代人は山と対話しなくなった」のではないかと。 日本人が忘れている、日本文化の力について書かれた「日本人の忘れもの」の第二巻のなかで著者は「山」について語っている。 やま 「山を忘れて平板になった現代人の生活」 むかし…

イナバウアー

流行語大賞の候補になりうるキーワードがここに来て二つ出てきた。 ひとつは「ガセねた」、もうひとつは「イナバウアー」だ。 荒川静香選手のイナバウアー。人間の生き方というものを考えるとき、職業人生と言うものを考えるときにも深い意味を持つと思う。 …

ウェブ進化論

梅田望夫さんは、ここ2〜3年ネット社会論とでもいうべき分野でもっとも強い影響を受けてきたブロガーの一人だ。3年前はじめてブログというものの存在がアメリカで話題になり始めたということを知ったのも梅田さんのCNETでの連載http://blog.japan.cnet.co…

100分の5秒を狂わした脳の変化

先日の日曜日の午後、やっと風邪も回復して元気が出てきたのでウオーキングをしながらTBSラジオの「伊集院光の日曜日の秘密基地」を聴いた。ルー大柴とともに、最近はやりの「脳」についてのトークがあって面白かった。ルー大柴52歳、いい味出している。番組…

上村愛子、井上怜奈そして原田雅彦、君たちに感謝だ!

感動的なトリノ冬季五輪の開会式から一夜明けて、女子モーグルフリーの予選と決勝を眠い目をこすりながら固唾を呑んで見守った。上村愛子選手、心を振るわせるすべりであった。メダルに届かず、5位に終わる。長野、ソルトレークそしてトリノとメダルを取るこ…

美と礼節の歴史を感じたトリノ五輪の開会式

建国記念日の朝、テレビでトリノ五輪開会式を見た。このイタリアを舞台にした演出は、いつになく感動を呼び起こしてくれた。 最近、池上英子著の『美と礼節の絆』という本を読んだ。日本の中世から幕末にかけての、交際の文化のキーワードとして「美と礼節」…

鶴ちゃんと有田さん

ここ数日、苦しめられた風邪もようやく治りかけているものの、外出するには寒すぎて、また風邪がぶり返すと怖いので、日曜日は家でテレビなど見ておとなしくしていた。日本テレビの「波瀾万丈」とテレビ朝日の「グレートマザー物語」が面白かった。 波瀾万丈…

「他力本願」の本来の意味

ある経営雑誌の経営者インタビュー記事で気に止まった言葉があった。「他力本願」という言葉である。その経営者は、顧客の声を聴くということが大事だという主張の中で、 「家が「他力本願」の浄土真宗だったせいで、自分を他人にゆだねることが自然に身につ…

立春に風邪

節分の翌日で、今日は立春。昨日から風邪に悩まされている。今週は長野やらつくばやらに出張に出かけ、寒い雨の中を歩いたのが原因かもしれない。秋葉原からはじめて「つくばエクスプレス」に乗った。雨に煙る千葉・茨城の風景は、どこかヨーロッパの田園地…