美と礼節の歴史を感じたトリノ五輪の開会式

トリノ開会式

建国記念日の朝、テレビでトリノ五輪開会式を見た。このイタリアを舞台にした演出は、いつになく感動を呼び起こしてくれた。
最近、池上英子著の『美と礼節の絆』という本を読んだ。日本の中世から幕末にかけての、交際の文化のキーワードとして「美と礼節」ということの役割を、あぶりだしている。トリノ五輪の開会式を見ていて「美と礼節の歴史」と言う言葉が、頭に浮かび上がってきた。色、形、音の美と、人の礼節が歴史と言う軸で描き出されていたからだ。
ソフィアローレンの存在感、オノヨーコの「イマジン」、F1のフェラーリ、フランス選手団のマフラー・ファッション、ルチアーノ・パバロッティの熱唱、ダンテの新曲についての語りなど短い時間で魅力に富んだ開会のイベントだった。
(画像)トリノ五輪の開会式(Sankei Webより)