宿題

みち

「宿題」というと、子供の頃を思い出す。夏休みの宿題などは悩みの種だった。
しかし、ほんとうの意味で宿題に悩まされるのは大人になってからだと思う。大人の宿題のつらさから見れば、子供の宿題などは軽い軽い。
このゴールデンウイークにも宿題があった。連休の初めに終えておけば1日で終わったことだろう。そして、その後は何の心配もなく休めるはずだ。しかし、現実は違う。宿題は、最後の最後にこなすことになる。いつも宿題と言うのは後回しにされるのだ。
他から与えられた宿題だけでなく、人生には自ら課すべき宿題と言うものもある。この人生の宿題と言うやつがやっかいだ。何年も何年もほったらかしにされて、結局は宿題放棄ということになりかねない。
しかし、考えてみれば宿題を持っているということは幸せなことかもしれない。やるべきことが明確になっているからだ。人は誰も宿題がなくなったらよい、と思うのだが、本当に宿題がなくなったら、と思うと何か不安になる。
さて、まだ出来ていない宿題に取り掛かることにしよう。
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