16年前のドイツ

ここ1週間ほど風邪で咽喉をやられ苦しい日々が続いた。テレビではドイツワールドカップに注目が集まっている。
今から16年前の1990年6月は、仕事の関係でヨーロッパに出張していた。ドイツではボンやケルン、フランクフルト、ウイスバーデンなどを訪れた。夜のビアホールでテレビに向かって歓声を上げる集団がいた。サッカーの試合である。それが90年ワールドカップのイタリア大会で、その大会でドイツは優勝する。厳密に言えば西ドイツである。1989年にベルリンの壁が崩壊し、90年の秋に東西ドイツは統一される。
1990年当時、ワールドカップといってもピンとこなかったことを覚えている。まだJリーグは誕生していなかった。
ドイツの政治環境も日本のサッカーシーンもこの10数年で大きく変わった。しかし、変わらないのはドイツの街並みだ。ドイツの街は歴史を生かして人の心を和ませる。今回のワールドカップでドイツの街並みを見るのも楽しみの一つだと思う。ビール片手に･･･。