鶴ちゃんと有田さん

kohnoken2006-02-06

ここ数日、苦しめられた風邪もようやく治りかけているものの、外出するには寒すぎて、また風邪がぶり返すと怖いので、日曜日は家でテレビなど見ておとなしくしていた。日本テレビの「波瀾万丈」とテレビ朝日の「グレートマザー物語」が面白かった。
波瀾万丈は、片岡鶴太郎さんがゲストで、モノマネで一世を風靡した20代、お笑いに限界を感じて役者とプロボクサーに方向転換した30代、そして40代では画家としての道を歩んだ鶴ちゃんの変化のある半生には感心させられた。そして鶴ちゃんは50代をどう生きるのか、たいへん興味深い。
グレートマザー物語は、オウム報道で有名な有田芳生(よしふ)さんが取り上げられていた。「よしふ」という名前が「ヨシフ・スターリン」からとられたというのがすごいと思った。スターリンは一時期英雄としてたたえられたが、その後一気に偶像は壊れてしまう。有田さんのお母さんは、この名前をつけて息子に悪いことをした、と語っていたが、息子の芳生さんはあまり気にしていないどころか、気に入っていた様子だった。
有田さんのウェブサイトhttp://www.web-arita.com/の「酔醒慢録」は「お気に入り」のサイトのひとつなので、この番組で有田さんをさらに身近に感じた。都はるみテレサテンに続く歌手を対象にしたドキュメントの第三作は「ちあきなおみ」とのこと。「喝采」で活躍した後、ベールに包まれてしまった歌手だけに今から、どんな作品になるのか楽しみだ。
(画像)片岡鶴太郎さんの作品http://www.gricri.net/gallery_river002/sakuhin/turutaroh001.jpgより