「記録」と「記憶」

kohnoken2006-06-21

週刊東洋経済の6月24日号はWeb2.0を特集している。週刊誌に特集されてしまったら、すでにそのブームと言うのは終わっていると思う。ちなみに同誌に登場している伊藤譲一氏によれば、今アメリカでは2.0バブルだという。
自分自身としてはポストWeb2.0が見出せないもどかしさがある。
東洋経済の最終ページにFIFAの国別ランキングが出ている。
日本は18位で、ドイツの19位を上回っていたりして、「えっ?」と思ったりもする。ブラジルの1位はわかるけれど、それ以外は、「本当かいな?」である。
人や組織を評価するというのは難しい。ランキングと言うのは数値化されたもので、その基準によってランキングは変化する。
スポーツの場合、「記録より記憶」ということもある。とくに一人ひとりの選手の場合は、「記憶」に残る選手であってほしいと思う。
4年前の2002日韓ワールドカップのときは、個人的にはレコバ選手(ウルグアイ:俊敏な動きと笑顔がさわやかだった)やチラベルト選手(パラグアイ:リーダーとしての貫禄が印象的だった)が記憶に残る。両選手とも今度のドイツ大会に姿はない。
ドイツ大会で「記憶に残る選手」を探してみたい。今はまだ見つからない。
(画像)FIFAワールドカップ・ドイツ