連休つれづれ

昨日は、親戚の来客があり近くのレストランでランチをとった。おしゃれなエスニックレストランなのだが、なぜか店員の「いらっしゃいませー」の声が大きい。この現象は、他の落ち着いた雰囲気の良い店でもよくあることだ。これはもう騒音でしかない。静かにしてほしいと思うのだが、なぜなのか?
連休中、テレビでは高速道路の渋滞状況がニュースになっている。今朝、高速料金で1,000円程度の距離を往復しようとしたのだが、下りは渋滞のようなので一般道を使った。予想外にすいていて、高速道利用より早く目的地に着いたのではないかと思う。高速道路のサービスエリアは持ち込みごみが多く問題だということが報じられていた。サービスエリアの来店客は、正直なところ必ずしもマナーの良い人たちが多いとはいえない。自家用車と言うのはプライベートな空間だ。その中で何をしようと個人の自由であることは言うまでもない。サービスエリアに立ち寄るというのは、その個人の空間から公共の空間へスイッチするということだ。しかし、個人の空間の自由奔放さが抜けきれぬまま公共空間になだれ込んでいるような気がしてならない。その点、新幹線をはじめとした鉄道での長距離移動の場合は、自宅と言う個人空間から駅や列車と言う公共空間までの移動時間が長いため、公共空間でのマナー意識への転換が行われるに足る余裕があるように思う。
日本人の公共マナーの劣化がさまざまなところで叫ばれている。治安レベル、知的レベルなどあらゆる点で、日本の底が抜けた状況にあるのではないか。
そんなことを連休中に感じた。