田中将大の手記

プロ野球日本シリーズ楽天が巨人を破り、優勝した。胴上げ投手は田中将大。第六戦ではなく、第七戦の最後であったのが、なんとも歴史に残るシリーズであったことを物語っている。
今年のプロ野球は、田中投手を中心に動いた。そして、今日からのオフシーズンでもそれが続くことは疑いない。
地域や組織、国を語るには、それぞれの歴史を辿ることが大事である。そして人を語るには、その人のたどってきた歴史を知る必要がある。
今日の読売新聞朝刊には田中将大投手の手記が掲載されている。まずは、何よりご本人の今、過去、未来を語る言葉を知っておこう。

○膨らむ期待に応えるのがプロ。何を言われようが、ぼくはずっと勝ち続けてやろうと思っていた。負ける恐怖感なんて、全くなかった。
○プロ1年目から、目の前のこと、やらなければいけないことをひたすらやってきた。
○日本一になったことで、チームや僕に対する周囲の期待はさらに大きくなるだろう。これからも、どんな期待にも応えたいと思っている。

彼の歴史は、
兵庫県の中学校では野球のクラブチームに所属、北海道の駒大苫小牧に高校に進学し、夏の甲子園早実の斎藤投手と投げ合い最後の打者として空振り三振を取られ敗退、東北楽天に入団し今日に至る。
さまざまな環境の下で勝つことにこだわってきた。勝つということはチームに貢献するということだ。
田中将大という若き大投手の思想や野球技術を研究し、この田中の後を追い、またさらに追い越す子供たちを生み出していきたいものだ。
そして、おそらく来年はMLBで田中投手の雄姿を見ることになるだろう。ダルビッシュと投げ合うシーンを、すでの多くの野球ファンは想像している。チームはヤンキースだろうか?
日本の田中から世界の田中へ成長すべく、エールを贈りたい。