いつまでも飽きずに「米国大統領選・備忘録」

また、大統領選ネタで、そろそろ飽きられるのではないかと思うが、
乏しい能力ではあるが、自分の頭で考え整理しつつあることを、備忘録としてまとめておく。
1)どちらの候補を支持するかと、どちらの候補が当選するかの予測は分けて考える。
2)間接選挙、州別選挙の積み重ねという選挙制度の基本を理解したうえで予測を行う。
3)すなわち国民の投票総数がどちらが多かったかは、最終的な選挙の結果と結びつかない。
4)マクロな(国全体)での世論調査の結果は、得票総数の比率と連動する。
5)勉強不足の論者は、マクロ世論調査の結果で、当選を予測した。メインストリームメディア(MSM)の世論調査
あてにならなかった、という批判が後から出てきているが、実はMSMの予測は大きく外していない。最終得票数はヒラリー候補が上回ったという報道もある。
6)今回の選挙は、MSMでは主要両候補のスキャンダル合戦になった。本質的な両者の主張は、著作、演説などで明らかになっているはず。芸能評論家というと芸を評論するのではなく、芸能人の私生活などスキャンダルを追うのがどの国でも一般的。
政治評論家もゴシップを追うのではなく、政治そのものを評論してほしい。
7)テレビメディアだけでなく、ネットメディア上での映像・コメントは、ますます重要度を増す。
8)信用力は、たえまぬ人々の評価の連続から形成されるが、大統領選の終わった後の振り返りの意見も、当然ながら評価の対象となる。
MSMで活躍される有識者と言われる人々も、選挙前の論説、選挙後の論説できびしい評価にさらされる。言い訳を行う人、論理のすり替えを行う人、せっかく良い予測論考をしたのに、その理由を述べたときの内容がチープな人などいろいろと馬脚があらわされてきている。

そういうお前こそ、エラそうなことをいう割に馬脚を現したな、と批判されないようにしていきたい。