大連dalian

中国遼寧省の大連に来ている。満鉄本社のあった都市で、日本とのかかわりは深い。掲げた画像は海に面した星海広場。高層マンションやホテルの建設ラッシュが続いている。日本企業の進出が多いのも大連の特徴で、日本語熱も大きなものがある。
NHKでは、この12月に「坂の上の雲」第三部が放映される。203高地、旅順は大連の市街地から1時間ほどの場所。大連を知るには、この司馬遼太郎の小説以外に、草柳大蔵著の「実録満鉄調査部」がよい。実録満鉄調査部〈上〉 (1983年)
約30年前に読んだ名著をまた読み返してみると、空前絶後シンクタンクと、それを率いた初代総裁・後藤新平の生き方がよくわかる。後藤新平は、関東大震災の後の復興を主導した。ポルトガルリスボン地震を復興したポンバルを彷彿させる。ポルトガルと日本の偉大な人物に由来のある街を連続して訪ねたことになる。
(画像)大連・星海広場周辺の建設ラッシュ