ポルトガルの漁師町

アメリカ西海岸から大西洋を越えて、ポルトガルにやってきた。リスボン空港から国内線に乗り継いでファーロへ。ポルトガル南部のアルガルヴェ地方は、ほとんど日本人にはなじみがないが、欧州では夏の太陽を求めて多くの観光客が訪れる。
漁師町のオリャオンの土曜日は海岸べりの市場の朝市が大賑わい。新鮮な魚介類や青果が売られる趣のある市場の建物のまわりに、小さな店が集まってきて、またカフェテラスに人々があふれている。
ギリシャポルトガル、スペインと財政危機でEUが大きく揺れているが、ポルトガルの田舎町の土曜の朝の風景には、そうした影は感じられない。碧い空と青い海は何ともいえぬ穏やかさをこの町に与えてくれる。南ポルトガルの笑う犬―アルファローバの木の下で
この街を舞台にした本とブログがある。この街にやってきた日本人の物語である。そこには風景の明るさだけでなく、人々のこころの中の深い襞のようなものが描かれている。この街からポルトガルの深い生活の歴史を感じ取ることができた。
(画像)オリャオンの朝市
(書籍)「アルファローバの木の下で南ポルトガル笑う犬
(ブログ)「ポルトガル便り」http://aomeumi.exblog.jp/