Always三丁目の夕日

Always

へそまがりの性格があるので、話題になっている映画は普段見たくないと思っている。たいがい、終わり間際か、テレビでの再放送か、ビデオ&DVDで見る羽目になる。
「Always三丁目の夕日」だけは、映画館で観てしまった。
ネット上での評判がすこぶる良かったのと、ほとんどの人が泣ける映画だったという感想に誘われて。
何より意外だったのは、10代や20代の人たちの反応の良いことだ。この映画は昭和33年が舞台である。この時代を知っている人が感動するのはわかるが、まだ生まれていない若い人たちが感動のコメントを寄せているのはなぜだろうと思っていた。
実際に映画を観たが、何度も涙をこらえた。
何より子供たちが生き生きとしている。とくに中心で描かれている淳之介少年がなんともいとおしい。
癒しの映画といえるかもしれない。
人と人とのつながりは、年齢に関係なく感動させるものなのだろう。
しかし、だ。癒されている場合ではない。ノスタルジーに浸っているばかりではいけないと思う。昭和30年代のエネルギーと優しさを現代においてもう一度、あらたに創造しなければならない。それが今に生きるものたちの宿題かもしれないと思った。
(画像)淳之介少年を囲んでの一コマ。左の小雪さんはきれいでした。右の吉岡君が惚れるのも無理はない。
(参考)http://www.always3.jp/