トンボ鉛筆

kohnoken2006-01-07

お正月も一週間が過ぎた。たまった新聞を読み返す。
一番インパクトのあったのは、日本経済新聞1月3日(火)朝刊のトンボ鉛筆の一面広告だ。

「ロケットも、文房具から生まれた。」
文房具と一緒にいる時、人はとてもいい顔をしている。つくづく、
そう思うことがあります。書く。ひたすら書く。机に向かうその清潔なまなざし。
手を休める。思いをめぐらす。遠くを見つめるそのやわらかなまなざし。考えている。
苦しんでいる。迷っている。もがいている。でも、まちがいなく前へ進もうとしている。
・・・・・・・

鉛筆を握ることが少なくなった。しかし、クリエイティブな発想はキーボードやボールペンからは生まれにくいと思う。何より、鉛筆は文字も絵も自由に描けるし消しゴムで消すことができて書き直せる。
はたして今、キーボードに向かい清潔でやわらかなまなざしが自らにあるだろうか。
鉛筆を握り、遠くを見つめていた学生時代が、ふとよみがえった広告だった。
(画像)http://www2.odn.ne.jp/kyouannohiroba1/lesson02/picture/enpitu.gif