ラーメン進化論

誰しもお気に入りのラーメンがあると思う。日本の国民食は?と問われれば、といっても国民食とは何かということにもなるかと思うが。日本を代表する料理は、と言えば、寿司、天ぷらということになると思うが、国民食といえばラーメンでしょう。
アメリカの国民食はといえばハンバーガーですね。イギリスはフィッシュ&チップス、ドイツはソーセージ、日本は国際的には寿司、国内的にはラーメンでしょう。昨日テレビを見ていたらNHKドラマ「上海タイフーン」の主役の台湾出身のなんとかさんは、日本料理ではラーメンが好き、と言っていました。
1970年代、今から40年ほど前の昔話になりますが、札幌ラーメン「どさん子」のカレーラーメンが好きでした。高校の帰りに、よく駅前の店に通いました。札幌ラーメンと言えば味噌ラーメンです。味噌ラーメンも日本のラーメンのイノベーションです。中華麺と言えば、醤油味や塩味であったところに味噌味のラーメンが加わり、カレー味が加わると、もうそうれはハード・イノベーションの世界です。ハードイノベーションって何の意味かわからない思いつきの造語ですが。
1980年代〜1990年代にかけて、全国各地でご当地ラーメンが広まりました。九州熊本のトンコツ・ラーメンが好きでしたね。たとえば新宿や渋谷に店がある「桂花(けいか)」など。しかし、2000年代に入ってラーメン群雄割拠の時代を迎えました。
最近では関西発の「神座(かむくら)」などが良いですね。そうしたラーメンチェーン以外で、伝統的な中華料理店の「広東麺」も好きです。ラーメンは進化していきますね。