期待を裏切らない爆笑問題

爆笑問題携帯ストラップ

爆笑問題は期待を裏切らない数少ないお笑いタレントだ。
太田のボケは計算しつくされたかのような完璧性を感じる。ボケに無駄がない。品質が高いトヨタ車のよう、と言ったらおおげさだろうか。
さらに、田中のツッコミの瞬発力が良い。その弾力性は中南米出身の大リーガー選手のよう、と言ったらさらにおおげさすぎるか。
漫才と言うのはクリエイティブで驚きをもたらすボケと、ジャストインタイムのツッコミによって成り立っていると言うことを、あらためて爆笑問題は教えてくれる。
すでに二人はお笑いタレントの枠を超えつつある。太田は「憲法問題」を静かに語り、田中は司会者としての才能を開花させつつある。
FNS25時間テレビで太田の高校時代のエピソードが紹介されていた。部員が太田一人だけという演劇部で、太田は顧問の先生の協力を得て、文化祭で一人芝居を演じる。観客もサクラの教師一人だけ。太田は群衆の中に一人いるのは孤独だが、自分のやりたい道で一人でいるのは孤独ではない、と言う。この高校時代に溜められたエネルギーが、大学での田中との出会いで爆発力に変わっていったのだろう。
これからは期待をはるかに超えるジャンプが見られるかもしれない。
ちょっとほめすぎか。
(写真)ニッセイ爆笑問題携帯ストラップ(「携帯Watch」のウェブサイトNo.813「いまどきのストラップ」http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/strap/16003.htmlより)