サラダ記念日

シーザーサラダ

8月6日広島原爆記念日、15日終戦記念日が近づいてきて、マスメディアは例年同様このことをとりあげ始めている。最近は原爆というものの意味がわからない子供たちが増えてきているという。原爆や戦争にかかわる日は記念日として残し、後世に伝えていかなければならない。・・・と堅い話をしたいわけではない。
記念日といえば、

「『この味がいいね』と君が言ったから七月六日はサラダ記念日」

という俵万智さんの短歌は、今あらためて見直してみても世の中の動きを鋭くとらえていてすごいものがあると思う。個人的に思い出になること、それも何気ない一言の感動を名前につけて記念日化してしまう。マイ記念日化だ。
サラダ記念日が発刊されたのは1987年。世の中はパーソナル化に邁進していく。コンピュータも電話もテレビも一人一台、そして記念日までパーソナル化してしまう。もちろん誕生日や結婚記念日など個人の記念日は前からあったが、サラダ記念日まで行き着いてしまった。
しかし、世の中はパーソナル化がとことん進む中で、忘れ去られていた国家という対極にあるものをあらためて見直しをする時期に来ている。
何を言いたいのかはっきりしないエントリーになってしまったが、サラダ記念日の歌にあらためて感動した、ということで
「サラダ記念日に感動したので、八月五日は『サラダ記念日』記念日」
(画像)Yomiuri Online 大手小町 料理欄より