レコーディング・ダイエットの魔術

先日、教育テレビを見ていて岡田斗司夫さんの姿に驚いた。オタク評論などで有名な岡田さんは、そのふくよかな体型がトレードマークだったはずだが、別人のようにスマートになっていた。いつまでもデブと思うなよ (新潮新書)
岡田さんの新著『いつまでもデブと思うなよ』(新潮新書)を読んでみたところ、117キロから67キロに50キロもの減量を、たった一年間で成し遂げたという。その方法が「レコーディング・ダイエット」というもの。
ただただ毎日、口に入れたものと体重をメモに記録していくというものだ。この記録だけでも効果が出るという。その後、この記録とともにカロリーなどについて気をつけていくというものである。
単純に記録を続けるということが、潜在的なダイエット意識の高まりにつながるのであろう。記録をするということがどんなに大事なことか。
毎日家計簿をつけている人は、物価やお金のことに敏感になるはずだ。毎日のニュースをメモしている人は、世の中の動きが身につくだろう。多くの偉業を成し遂げた人の多くは日記を付けている。先日亡くなった作詞家の阿久悠さんも毎日の日記を欠かさなかったという。
毎日のレコーディングこそ、何かをなす際の基本であることをあらためて認識させられた。それを物理的な体重減で示されたので大きな衝撃を受けてしまった。