ニコ生・党首討論にみるテレビ人の幼児化

あきれてものが言えない、とはこのことか。
ニコニコ生放送で各党党首の討論が行われた。司会の社会学者と女子アナのお粗末さは、極まれり。
昨日のエントリーでも触れたが討論になっていない。ただ各党党首が自論を述べるだけ。極め付きは司会者の小沢党首への質問と、その後の対応。
東京都知事と一緒で、司会能力以前に人間としての資質が備わっていないのは、もちろんのこと、社会学者として、その質問が社会学的に意味があるものなのかという疑問を持った。
その点を、法律家の野村修也氏がするどく指摘をしている。
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野村修也 ‏@NomuraShuya
社会学を学んでも社会性が身につかないのは、哲学を学んでも哲学者になれないのと同じくらい自明のことだから、人格への疑問は学者としての評価とは無関係だ。ただ社会学者を名乗るなら、再婚相手が見つかったかどうかという情報が、本当に人柄を知ることに繋がるのか、そこは厳しく吟味すべきだろう。」
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古市氏の言動は、待機児童問題などで、おかしさを感じていたが、本人の責任と同時に、そうした危険性に気づかなかった、本討論のプロデューサーの資質も併せて問われるべき問題である。
大手メディアの劣化、著名知識人の劣化が止まらない。