97歳の幸福論
年末・年始に何冊か本を読みましたが、一番心うきうきしたのが「97歳の幸福論」笹本恒子著(講談社)です。
エコノミストによる経済予測書、エリックホッファーの哲学書、佐藤守さんの北朝鮮関係の書、スティーブン・ハンターのサスペンスなども読みましたが、いずれも明るい気持ちにはなりません。
- 作者: 笹本恒子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/02/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 2人 クリック: 4回
- この商品を含むブログ (5件) を見る
ファッションやインテリアの先端は20〜40代の人たちがリードすると思っていましたが、90代でも先端を走ることは可能なのだということに新年からびっくりさせられました。
生活のシーンだけではありません。笹本さんのお仕事のことについてのお考えにも教えられました。
どこにも所属しない報道写真家としての無印人間、好きな仕事ができて良い反面、パタッと仕事が来なくなったりする。
その時は、とにかくじっとしていないで、時代の流れをみて、自分のできそうなことを始めてみる。
そしてフラワーデザインやアクセサリーづくりで仕事の幅を広げられたとのこと。
ステレオタイプの超高齢化社会ではない世界があるのだということを教えられました。
若い方、中年の方、高齢を迎えた方、女性だけでなく男性にもおススメしたい本です。