柳家三三(やなぎやさんざ)

昨日は毎年開催されている母校の高校のホームカミングデーで、今年はゲストで同じ母校出身の後輩でもある柳家三三の落語を聴いてみたいと思って、学生時代の同級生と初めて出かけました。
人気の三三の話を、出身高校でのイベントということで無料で聴けたのですが、当日の演目の、父親にこずかいをせびる子供の話「真田小僧」の噺で、話を聴くためには、最初に入場料をとるのが普通だというくだりがあり、今日のお客様は無料ですが、と皮肉られ、笑いを誘っていました。生では、はじめて聞きましたが、なかなか聴衆をつかんで離さない芸はたいしたものだと思います。
私の高校時代の同級生に小宮孝泰君がいます。あの漫才ブームの時にブレークした「コント赤信号」で、リーダー渡辺やラサール石井と一緒にトリオを組んでいました。つい最近、朝日新聞の神奈川版で、小宮君が高校時代に創設した落語研究会のことが取り上げられていました。
芸能としての話芸、落語…、日本文化の一つの神髄でもあります。コミュニケーションをどうとるか、インターネットが普及した今日であるからこそ、いっそうリアルな場面での言葉づかい、しぐさ、表情、笑いが大事だと思います。落語はいろいろなヒントを教えてくれます。
三三師匠の話を聴いて、数年前に改装された母校の新校舎を見学し、すがすがしい気持ちになり、久しぶりに訪れた高台にある母校の高校から、碧い相模灘を眺めながら旧友とともに駅に向かって坂を下りてきました。
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