下町ロケット

TBSラジオの開局60周年記念ラジオドラマ「下町ロケット」を聴く。下町ロケット
昨年の直木賞作品である池井戸潤・著「下町ロケット」(小学館)を読んでいたことと、先月その小説の登場人物である神谷弁護士のモデルとなった実在の鮫島正洋弁護士の話を聞いたこともあって久しぶりに2時間のラジオドラマというものを聴いた。
この小説では前半は、知財をめぐる大手企業との法廷闘争をめぐるやりとり、後半は業界最大手の製造受託のやり取りが描かれている。一気に読ませる大作である。
銀行や大企業から投げかけられる数々の中小企業を傷つける言葉を跳ね返しながら、主人公の佃製作所の佃社長をめぐって人間模様が描かれていく。
そして、2時間という枠の中でコンパクトにラジオドラマとしてまとめられていた。あらためてラジオの魅力を感じた。