コメダ珈琲店のシロノワール

今や喫茶店というのは死語になりつつあるのではないかと思われるほど、昔ながらの喫茶店が消えつつあり、街中はスターバックスやタリーズといった米国発の店か、ドトールといったチェーンコーヒー店が席巻している。そうした中で異彩ともいえるのが「コメダ珈琲店」。
チェーン店でありながら、なんとも木のぬくもりを感じさせる店だ。発祥の地は名古屋だから、あのモーニングセット文化を受け継いでいる。珈琲から始まって、メニューは必然的にサンドイッチやデザートに進む。コメダ珈琲の一押しメニューは、「シロノワール」冷たいアイスクリームと暖かなパンとをミックスしたなんともいえない庶民的なデザートメニューだ。関東進出第一号店の横浜江田店は日曜日の午後、席待ちの人があふれている。まだ関東圏では店舗は少ないが、こうした店ももっと普及してもらいたいものだ。そして、昔ながらの個人経営の喫茶店も経営努力をして復活をしてほしい。喫茶店は、たんに珈琲や紅茶を飲む場所ではなく、文化を紡ぎだす場所であるから。喫茶店文化の再興を願いたい。
（画像）コメダ珈琲店ＨＰhttp://www.komeda.co.jp/contents/n_shirono.php