ドガ展

街は師走の雰囲気でいっぱいになってきた。朝晩は冷え込むが、昼になり陽が高く昇ると寒さも和らいでくる。
ドガ展」に行った。12月31日まで横浜美術館で開かれている。「一瞬の中にみる永遠の美」というキャッチフレーズそのものの名画「エトワール」。スポットライトを浴びた踊り子が見事な光のタッチで描かれている。

旅をすると若返る。芸術作品を観ると若返る。創造力と活力をみなぎらせるためには、美しいものを観て美しいとい感じる心がなくてはならない。さまざまな情報に囲まれた現代でありながら、美しい芸術に接するには、それなりの意思が必要だと思う。身近に美術館などがありながら、なかなか足を運ぶことのない日々はもったいない。
みなとみらい地区にある横浜美術館、冬休みに入ったということもあり、予想以上のにぎわいを見せていた。経済が停滞をする中で芸術を愛する市民たちが多いのをみて、わが日本もまだまだ捨てたものではないと感じた一日であった。
(画像)エドガードガ「エトワール」1876−1877オルセー美術館(購入した絵葉書よりスキャン)