さそり座の女

kohnoken2009-08-12

美川憲一の代表曲「さそり座の女」。
この歌が横浜を舞台にしたものだというのを知らなかった。BS朝日の「うたの旅人」で、この歌にまつわるエピソードが紹介された。
横浜・山下公園の近くに、今はない、1929年創業の老舗ホテル「バンドホテル」があった。
ここから「さそり座の女」の数奇な運命がはじまる。バンドホテルの当時の社長夫人である斎藤律子さんが、この歌の作詞者である。
「いいえ私は さそり座の女」という、いきなり否定形ではじまる歌詞が新鮮だった。
このバンドホテル黒澤明監督作品『姿三四郎』の映画ロケ地となったほか、藤浦洸淡谷のり子の『別れのブルース』の歌詞をこのホテルの部屋で書き、五木ひろしの『よこはま・たそがれ』の「ホテルの小部屋」は同ホテルをイメージしたもの。いしだあゆみの『ブルーライトヨコハマ』は同ホテル内のナイトクラブ「シェルルーム(Shell Room)」の灯りがブルーのネオンだったからといわれている。
開港150年でにぎわう横浜。氷川丸マリンタワーがリニューアルオープンしている。マリンタワーの1階にイタリアンレストランは、海岸通りを意味する「The Bund」の名がつけられている。
(参考)Wikipedia
(画像)かつての趣のあるマリンタワーマリンタワーHPより)