盤根錯節に遭いて利器を知る

連休の初日、朝5時起床。あの「きっこのブログ」が良いことを書いている。「知識という道具」というタイトルで、きっこさんの座右の銘「盤根錯節(ばんこんさくせつ)に遭いて利器を知る」について熱く語っている。
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2009/03/post-81e2.html
「盤根錯節(ばんこんさくせつ)に遭いて利器を知る」とは、複雑に入り組んだ木の根や節を実際に切ってみて、はじめてよく切れる刃物であるかどうかがわかるということで、複雑で処置が困難な事件に遭遇してはじめて大人物か小人物かの区別が付くという故事である。類似のものとしては「疾風に勁草を知る」(激しい風ぐ吹いてはじめて強い草が見分けられる)や、”In a calm sea every man is a pilot.”(凪の海では誰でも水先案内人がつとまる)などの言葉がある。
キューバに勝って準決勝へ進出を決めた侍ジャパン。小沢氏本人への聴取見送りとの情報が伝えられる中での小沢氏、民主党、検察、麻生政権、マスコミなどの対応。経済危機の中での日本経済・世界経済など。今まさに世界は盤根錯節と疾風の中にある。そこで本物の利器とは何かが、やがてあぶり出されることになるだろう。