京都・大阪(1)

kohnoken2008-08-11

夏休み、ガソリン高の裏を突いて家族と京都と大阪にクルマで出かけた。まだ朝の明けきらぬ早朝4時、川崎インターチェンジから東名高速を西へ西へ。静岡より西へクルマで向かうのは初めてだ。高速道路のサービスエリア・パーキングエリア(SA・PA)に1時間に1度立ち寄る。どのエリアも特徴がないとも言えるし、微妙に違うともいえる。
SA・PAの店舗経営の多くは高速道路会社(旧・道路公団)直営ではなく、テナント会社であることからレストランにしてもショップにしても違いがあるのは良いことだ。ナショナルチェーンのコンビニやらファーストフード店の出店が増えているように思えるが、全国均一になってしまうのは旅行者にとっては味気ないものだ。地域特性を生かした質の高い店舗がもっともっと増えてほしいと思う。途中、名古屋あたりで渋滞があったが、おおむね順調に昼ごろには名神の京都東ICで降りて京都市内に。
三十三間堂に立ち寄って烏丸通り沿いの宿泊先のホテルに入る。一息ついたところで、ホテルを出て地下鉄と京福電鉄を乗り継いで嵐山・渡月橋へ。ここはやはり夏ではなく、秋がよく似合う。夕暮れとなり河原町に戻り、京料理の店で夕食を取った後、祇園の街やら先斗町の小道を歩き、ホテルに戻る。
千年以上にわたり日本の政治経済と文化の中心地であった京都には日本の歴史文化が凝縮している。また多くの旅人を集めてきた日本最大の観光地であり、観光のエッセンスが無限に詰まっている。
現代の日本の社会・経済は先行きの展望が開けず、行き詰っている。こうした時期に、京都の街でその歴史と文化に触れてみると、多くの発見をすることができる。衣食住という生活のヒントが隠されている。
数々のヒントを得て、眠りについた。
(画像)歌川広重 四條河原夕涼