日本旅館の再生

日本経済新聞の6月22日一面コラム「春秋」は、外国旅行者の増加に向けて、まだまだやるべきことが多いということを取り上げている。
同じ、日経の読書欄では『旅館再生』桐山秀樹(角川ONEテーマ21)が小さく紹介されている。
日本の旅館の9割が経営不振だという。団体客減少だけでなく、女性客や小グループの顧客も減少しているという。
日本の旅館、温泉は世界に誇る観光サービス業であると思う。貴重な資源を持っていながら、従来ながらの経営を行っているから経営不振に陥ってしまう。この貴重な世界的な資源を、世界に向けてアピールすべきだろう。まずは、旅館のウェブサイトを英語化し、外国人旅行者の目に触れるようにすべきである。そして、外国人旅行者対応の仕組みをきちっと築くことだ。しかし、基本は日本旅館のサービスや料理を守り抜く。そうした努力で旅館は再生するだろう。