挑戦と持続の調和

先のエントリーでは日本経済新聞の春秋欄にケチをつけたが、15日の同欄は良い内容だった。亡くなった映画監督の市川崑さんについて書かれたものだ。新らしいもの好きで、テレビの草創期からドラマ演出を手掛けるとともに、かつての代表作品である「ビルマの竪琴」や「犬神家の一族」を完璧を目指してリメークした。春秋子は

七十五年に及ぶ市川さんの仕事は、挑戦と持続がほどよく調和していた。

と結んでいる。
挑戦するだけでは長続きしない。持続だけではマンネリ化する。そのほど良い調和が必要だということだ。個人でも組織でもこのことは言えることだと思う。少し自分流に言い換えるならば、「挑戦しなければ、持続しない。」ということなのかもしれない。「挑戦も持続も怠っていないか?」と自問自答したりする。