芸術は爆発だ:川崎市岡本太郎美術館

kohnoken2007-06-30

芸術は爆発だ!」で有名な岡本太郎さん。先週末、自宅からクルマで15分ほどの緑多い川崎・生田緑地の民家園に隣接する川崎市岡本太郎美術館を訪れた。http://www.taromuseum.jp/index.htm 岡本作品を見ているとなぜか元気が出てくる。みずからの生命力がよみがえるという感じだ。
大阪万博太陽の塔はあまりにも有名だが、岡本さんは万博のテーマに噛み付いた。

オレは進歩と調和なんて大嫌いだ。人類が進歩なんかしているか。原始のもののほうがずっといい。縄文時代やラスコーの壁画を見ろ。あんなの現代の人間につくれるか。
調和?お互いに頭を下げあって、相手も六割、こっちも六割、それで馴れ合っている。そんなものは調和じゃない。ポンポンとぶつかり合わなければならない。その結果、成り立つものが調和だ。(岡本敏子著『芸術は爆発だ!(岡本太郎痛快語録)』小学館文庫 1999年より)

絵画に始まり、彫刻、建築、写真、著述と幅広く国際的な活躍をされた岡本さん。この美術館を観た子供たちや若者から、岡本太郎を超える芸術家が生まれることを期待する。
(画像)川崎・生田の緑にたたずむ岡本太郎美術館のシンボル「母の塔」