安曇野の白い庭

私の通勤時間は片道1時間弱だ。最寄り駅まで徒歩で10〜15分、電車で30〜40分、到着駅から勤務先まで5〜10分というところ。最寄り駅までは携帯ラジオを聴く、また電車の30〜40分のうち、半分の15〜20分は地上を走るので引き続きラジオを聴く。都心部での残り15〜20分は地下鉄になるのでラジオが聴けない。電車に乗っているときはラジオを聴きながら何かを読んでいる。駅で買った週刊誌や読みかけの本などだ。
今日は、沿線がなぜか霧で、早朝から電車ダイヤが乱れた。通常であれば30分ほどの時間が1時間強かかった。何かと騒がしい、かのTBS、そのラジオ番組・毅郎(たけろう)スタンバイを聴きながら文庫本に1時間も読みふけることができた。
先日20日のエントリー「生きるなんて」の著者である丸山健二さんの「安曇野の白い庭」(新潮文庫:平成17年3月刊)をじっくり読むことができた。安曇野の白い庭 (新潮文庫)
先日の20日のエントリーには、思いがけずトリニティ・ブログさんからトラックバックをいただいた。http://app.blog.livedoor.jp/kei2316/tb.cgi/50173418。私以上により深い読み方をしていただいたkei2316さんにお礼を申し上げたい。
電車の中で読んだ小さな文庫に描かれた丸山さんの「庭」にかける思い入れに引き込まれてしまった。
あえてこの文庫からの引用はしないでおく。興味のある方には是非お勧めしたい文庫本である。