なでしこジャパン・安藤梢選手のイノベーション

このブログ投稿、久しぶりです。
女子サッカーのワールドカップの記憶もまだ残る中、なでしこは、中国・武漢での東アジアカップで若手チームが参画し、北朝鮮と韓国に敗れ、かろうじて昨日、中国に勝ち優勝を逃し3位に甘んじるという結果になりました。

あのカナダでのワールドカップ
初戦で、安藤梢選手が負傷し、帰国。
その後、チームは勝ち進み、決勝進出が決まって
安藤選手は、再びバンクーバーに戻り
チームに迎えられて、米国との決勝戦では
長身キーパー山根選手に背負われてベンチで参加。
しかし、なでしこは米国チームの猛攻の前に、あえなく敗退しました。

この安藤選手。
ワールドカップ開催の2か月以上前に
テレビ放映された
「アスリートの輝石」をみました。
苦しみを乗り越えて進化する安藤選手が
描かれています。
https://www.youtube.com/watch?v=u1BVN887Clo

32歳で日の丸を背負う安藤選手。
筑波大学大学院で学ぶ中で
陸上競技槍投げ選手をはじめとした
異分野でのトップアスリートのトレーニング方法を大学指導者のもとで、取り入れていきます。

16歳という若さで日の丸を背負い、
ここ数年はドイツの名門チームで
厳しいレギュラー争いを経験してきた安藤選手。
ヨーロッパの選手との体と体のぶつかり合いに
衝撃を受け、カラダづくりに力を注いできた日々が番組で紹介されています。

DIAMONDハーバードビジネス
同誌は経営の世界での代表的な情報雑誌ですが
その最新号の9月号で
「かけ離れた類似分野がイノベーションを促す」
という論文が掲載されています。

・我々は自分の専門外の革新的なアイデアを利用すべきである。
・概念的な距離が遠ければ遠いほど、ソリューションは
独創的になる。
・類似分野とは、構造的には違って見えるが、深層構造が
似ている分野である。
・類似分野から思わぬアイデアが見つかる。

安藤選手は筑波大学の指導者のもと、サッカーの類似分野として
陸上競技をモデルに選び
体幹レーニングに励みました。

スポーツと経営には共通する面が多いといえます。

なでしこの次代を担う若手選手たちも
日本企業の次代を担う若手リーダーたちも
類似分野から学ぶ姿勢を持ち、その実践を行ってほしいものです。