昭島市の昭和の森

kohnoken2009-04-25

都心から身近な住宅街に思わぬリゾートエリアが広がる場所がある。JR中央線の立川駅から青梅線に乗り換えて10分ほどで昭島駅に到着する。かつて第二次大戦中にダグラス社の飛行機DC3をライセンス製造していた工場と大型のショッピングセンターやホテル・ゴルフ場が集まったエリアが駅前に広がる。この一帯は昭和の森と呼ばれている。地元の住民の方々には馴染みの場所であるが、同じ首都圏の西側の人でも、意外とこのエリアを知らない。
駅から徒歩7分ほどの場所にホテルの「フォレスト・イン昭和館」がある。建物の周辺には武蔵野の面影を残す森が広がっている。どこか軽井沢あたりの高原リゾートに迷い込んだような気分にさせてくれる。ホテルの10階には眺望の素晴らしいラウンジ・ダコタがある。ダコタとはDC3のイギリス軍用輸送機の名称からとられたものだ。英国小説家のギャビアン・ライアルの冒険小説などによく登場していたことを思い出す。10階から奥多摩方面をながめると、ここが東京都かと不思議な感じがする。時間がゆっくりと流れていく。
(画像)ホテル10階のラウンジ・ダコタからの眺め